ワンピースブック 長編

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『白銀の狼』がオリス団を倒す!?

新聞には大きくそのことが書かれている。はぁ、とため息をはくと地べたに寝転がった。
これが海軍に知られたことから懸賞金が上がったのだ。しかし懸賞金があがっただけなら
まだしも、問題は次に書かれていたことだった。

「オリス団船長の証言により、『白銀の狼』は小さな子であることが判明。それと同時に
 覇気を使用するということ。」

身柄がばれると行動しにくくなる。それと、今までかかわってきた人の身になにか
あるかもしれない。それが一番の心配事だ。長い時間、同じ場所に居続けることは危険と
判断したローズは船を降りる準備を始めた。


「・・・降りるの?」
「ロビンさん・・・」
「まぁ・・・これだけ身柄がばれれば・・・尚更ね。大丈夫なの?」
「覚悟はあります。」
「そう・・・必要なものはなにかある?」
「いえ。大丈夫です。」

ロビンは小さな袋をわたす。中には数枚の金貨だ。お金がなければ生活はできない。
それを嬉しそうに受け取ると懐にしまいこんだ。腰に刀をさし、ロビンと一緒に部屋からでる。
今日も天気は快晴。なんでグランドラインでこんなに晴れが続くのか少し疑問だったが
気まぐれとでも思っておこう。
メリーの頭部分に立とうと、そこまで移動すると後ろから声をかけられた。





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