ワンピースブック

□家族なんだから
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今日も相変わらず、白ヒゲ海賊団は元気です。

「・・・元気すぎでしょ。」

はぁ、と息を吐くサタチ。最近白ヒゲ海賊団に入った、まだ小さな子供だ。
ひざを抱えて少ししゃがみこむ。サタチが追いかけていた人はエース。
書類がまだ出ていないということで様子を見に来たのだが、もちろんするはずもなく、
机の上には書類がたかっていた。逃げるので追いかけていたら見失ってしまい
サタチも疲れてしまったのだ。

「・・・はぁ、怒られるのは私なのに。」

広いモビー・ディック号の中で走り回ることにつかれたサタチはエースが行きそうな
場所を探した。



「・・・なにしてるんだよい?」
「は、はい!?」



びくっとまるで子供がいたずらに見つかったような反応をしたサタチ。
ゆっくりと振り返ると機嫌が悪いマルコが立っていた。

「エースは?」
「あ、そ・・・その・・・逃げられました・・・」

はぁ、とマルコのため息が聞こえた。サタチは反射的に顔を下げる。


「・・・・・・もう、いいよい。」
「・・・・・・すみませんでした。」


頭を下げると反射的にマルコとは正反対の方向へと走っていった。







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