Book2 長編
□4人
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一護の目が黒色に染まり、体のバランスが取れなくなり、あっけなくヤミーに蹴られる。
サタチも、体がゆらゆらと揺れており、頭を抱えたままだ。
「・・・一護はまだ制御できていないのか・・・シロは厄介出しな。」
ボソ、とつぶやいた声は誰の耳にも届かず、
空気中に消えた。
『ウルキオラだっけ。』
くるっとウルキオラを見る。瞳が青色に染まり、本来白い場所が
青色に染まっている。
口調もがらっと変わっている。
あぐらをかき、見上げた。
『悪い。いま、お前と戦えないわ。』
「・・・」
ウルキオラの思考は半分混乱していたのかもしれない。
一護の霊圧の大きな揺れ。
そして、目の前の小さな子の変化。
それを分かってか、ニヒルに笑う。
『ハクでいいよ。』
すっと立ち上がり、ゆっくりと一護を見る。
ヤミーが大きくてを振り上げて、一護を潰そうとしたとき、
見たことのない結界のようなものができる。
そこには見覚えのある人がいた。
「どぉーもー♡遅くなってすみません
黒崎さん。」
夜一
浦原
ヤミーが殴りかかろうとしたとき、夜一が相手の力を利用して回転させる。
地面に大きな音を立てて、倒れた。
「井上を介抱する。薬をよこせ。」
「はいな。」
あくまでも余裕ぶる2人。
それがかんにさわったのか、またヤミーが怒った。
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