ハガレン

□第8話
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「・・・なんでお前までくるんだよ!」
「・・・入院したって聞いたから、お見舞いです。」

少しからだの調子が悪かったので病院に来てみれば入院しているという噂を聞き、
たいしたものではないが、果物がたくさん入ったものを見舞いとして持ってきたのだった。

「・・・迷惑だったなら帰るよ。」
「ありがとう、サタチさん。少し話そうよ。」
「ありがとう、アルフォース君。林檎、むいてあげるよ。」

席について手袋をはずし、ポケットの中に入っていた折りたたみ式のナイフを取り出して
丁寧に皮をむきはじめた。

「あーーーー!オートメイル!!!」
「え、わぁ!?」

右腕をひねりあげられじろじろと見られる。あまり見られたくないものなのか、不機嫌な
顔をするサタチ。アルはそれを止める。

「・・・あ、あの・・・」
「すごいなぁ、どこで!?」
「・・・・・・」

言うとめんどくさいと判断したサタチはなにも答えず、無理やり手を振り払うと
林檎をむき始めた。





覚えている過去





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