長編
□9、あの戦争の原因
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新しい島は街がたくさんあるものの、治安はあまりよくなかった。それでも、日用品など
必要なものがあったので、リクとリキは上陸することにした。
サタチは船に残ることにしていた。隊員は島に船を止めるなり、酒だ、女だといって
降りていった。そんな隊員を小さく手を振りながら見送ってやった。全員を見送ると
くる、っと体を回転させ、ある部屋へと向かっていった。
「・・・オヤジさん、入っていい?」
ノックしたのはオヤジさんの部屋。ゆっくりよ中に入って、オヤジを見上げた。
「話したいことがあるの。」
「・・・・・・そうか。」
話せ、といえば、コクリとうなずいた。
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