『桜の下の姫君へ』

□宣戦布告!?
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桜「淡島さん…?」



急に引き止められ、戸惑う桜。




淡島「俺、お前がリクオと上手くいってればそれでいいと思ってたんだ…
だけど、もう…我慢できねェんだよ…」


桜「え?」
















































淡島「俺、お前に惚れている。好きだぜ、桜…」


桜「あ、淡島さん…!?/////」


いきなり淡島に抱きしめられた。

突然の事に顔を真っ赤にさせることしか出来ない…





夜リ「オイッ!」



リクオに腕を引っ張られて、今度はリクオの腕の中に飛びこむ形に…


リクオは桜の体に手を回し、淡島から護るように抱き締めた。



鋭い目で睨むが、淡島も怯まない。





淡島「リクオォ!!お前に宣戦布告だ!桜を俺に惚れさせる!!!」




桜「Σ!?/////」



夜リ「…望むところだ」



リクオ様の腕の力が強くなる。

心臓の音が聞こえるんじゃないかと思う程…強く…


どんどん話が進むことに戸惑う桜…





淡島「おう!そんな訳だから覚悟しとけよ!桜!」



桜「か、覚悟!?///」


何をされるのかと思い、ドキドキしていると…




淡島「今日の所は、我慢しといてやるよ」



桜「は、はい。ありがとうございます」



―何でお礼言ってるのでしょう?;















夜リ「そろそろ行くか」



桜「コクッ)」


リクオは桜を放し、手を握り歩き出した。


その後ろ姿を見て…





淡島「またな、リクオ!

桜ァ!!次来た時は惚れさせてやるからな―――!!



その言葉に、桜が赤面したことは言うまでもない。




桜「(あ、淡島さん……大声でそんな恥ずかしい事、言わないで下さい!!///)」








































夜リ「…桜」


桜「な、何でしょう?」


夜リ「お前は、淡島の事が好きなのか…?」


桜「え……」



リクオの手が桜の頬に触れた。


さっきの淡島と同じ行動だ。


赤い目に見つめられ、桜は目を逸らしたくなった。




その時…






「ここで、イチャつくんじゃねぇよ」



桜「い、イタクさん…!!」



イタク「もう帰んのか?」



桜「は、はい^^短い間でしたが、お世話になりました」



イタク「いや、お前がいた5日間は……悪くはなかったぜ」



夜リ「(イタク…まさか、お前も……)」








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