『桜の下の姫君へ』
□妖怪なのに風邪?
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≪リクオSide≫
リクオ「あれ?…首無?」
部活とかで忙しかったから、6時ぐらいになってしまった。
帰って来て急いで桜の部屋に来たら、首無が桜の手を握って隣に座っていた…
首無「リクオ様、お帰りなさいませ^^
桜様は先程から寝ています」
リクオ「そっか^^」
首無「リクオ様、桜様の傍にいて貰っていいですか?
私はこれから仕事がありますので」
リクオ「分かったよ^^桜のことは僕に任せて^^」
首無「では、失礼いたします^^」
首無は部屋から出て行った。
僕は首無が握っていた桜の手を握った…
リクオ「まったく……桜は無防備だよね…(呆」
ふと、ずっと前の事を思い出した…
桜『え?』
リクオ『桜って、警戒心はあるんだろうけど、色んな人に無防備だよね』
桜『そ、そうですか?』
リクオ『うん、特に夜リクオにとか』
桜:『夜リクオ様にはいついかなる時も警戒心を持っています!
だから御安心を^^』
リクオ『(何とも複雑;;)…桜って、本当に夜の僕が嫌いなんだね…^^;』
桜『確かに嫌いでしたけど、今は普通と言いますか…
うーん……何とも複雑な気持ちですね…
でも、昼リクオ様は好きです^^』
リクオ『っ///…桜って、無自覚?///』
桜『え?何の話しですか?』
リクオ『…何でもないよ^^』
桜は男に対しての警戒心が無さ過ぎるよ…
特に夜の僕に…
本人は警戒してるみたいだけど^^;
そっと桜の額にキスをした。
リクオ「ゆっくり休んでね、桜^^」
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