『桜の下の姫君へ』
□さよなら、奴良組…
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〜夜・奴良組〜
私は久しぶりに桜の木に登り、夜風にあたっていた・・・
夜リ「よォ、桜」
桜「若……」
夜リクオ様も同じように木に登り、腰を下ろした。
桜「…怪我の具合は宜しいのですか?」
夜リ「あぁ。お前が治してくれたおかげだな。
お前こそ………大丈夫か?」
桜「大丈夫ですよ」
夜リ「そうかい。
桜は相変わらず人間の姿でいるんだな。
何でだ?」
桜「く、クセなんです///ずっと、この姿でいましたから…」
夜リ「ハハッ……癖、ねぇ…(妖笑」
桜「っ…長年この姿でいたら誰だってこうなります!!///」
夜リ「まぁ、どっちの姿でも桜は桜だしな」
桜「若……」
夜リ「どっちも頑固だけどな^^」
桜「もう///リクオ様は意地悪ですよ…///」
でも・・・
桜「…リクオ様は強くなりました。
すごく……カッコ良かったですし……///」
夜リ「…声が小さくて聞こえねぇな〜(妖笑」
桜「っ!////」
絶対聞こえましたよね?!///
その満足気な笑みは、絶対分かってて聞いてますよね!?///
桜「もう!絶対に言いません!!///」
夜リ「……本当に可愛い奴だな」
そう言って、私を後ろから抱きしめるリクオ様。
いつもなら、恥ずかしいとか思うのに・・・
今はこんなにも寂しくて悲しい・・・
リクオ様は・・・ズルイですよ・・・
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