『桜の下の姫君へ』
□弐條城へ…!
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桜(ここが……弐條城……)
ここに、羽衣狐がいる・・・
夜リ「大丈夫か?桜、悪ィな。
全員分の傷を治させちまって……」
桜「これぐらい大丈夫です^^
リクオ様は、目の前の敵に集中して下さい」
夜リ「あぁ。ありがとな、桜」
桜「^^」
「何じゃい、てめぇらぁぁぁ!!」
桜「!!」
「弐條城東門々番ガイタロウ!!」
「同じくガイジロウ!!」
門に立ち塞がった妖怪・・・
どうやら門番みたいですね・・・
「おんどりゃ、ここをどこだと思っとんじゃい!!ハァァン!!」
「弐條城だぞ!?死にてぇのか、くるぁぁあ!!」
怒鳴るなり、リクオ様を大きな棒で殴る。
しかし、リクオ様の体は歪んだ・・・
「ひゃっひゃっひゃっ!何じゃこいつは〜?(笑」
「皮みてぇにベロンベロンになって消えちまったぁ〜(笑」
夜リ「こっちだ」
リクオ様はそう言うなり、門番を蹴り、水の中に落とした。
―バンッ
門を荒々しく開ける・・・
京妖怪たちは私達を見るなりザワついた・・・
夜リ「よぉく聞け、京の魑魅魍魎ども!
俺達とてめぇらの大将とは、400年分の因縁ってぇ奴がごっそりついちまってるみぇだが…
この際、綺麗さっぱりとケジメをつけさせてもらいに来た!
邪魔する奴ぁ、遠慮なく多々っ斬って三途の川ぁ見せてやるから、覚悟のねぇ奴ぁすっこんでろ!!」
秀元「ヒュウ♡カッコいい!」
桜「ポッ)////」
淡島「桜ぁ?顔赤いけど大丈夫かぁ?」
桜「ハッ)な、何でもありません!!////」
た、確かに・・・
今のはカッコ良かったです・・・////
桜(今はそんな事を考えてる場合じゃないです!!///)
夜リ「桜、行くぞ」
桜「は、はい…!」
秀元「ぬらちゃんの孫!!
この城のどこかに鵺ケ池っちゅーのがある!!
そこが羽衣狐の出産場所や!」
桜「鵺ケ池…?」
秀元「あんたなら辿りつけるやろ。
ぬらりひょんの孫……ならな♡」
夜リ「おう!」
若の後を追い掛けて、橋まで辿りついた。
そのまま門まで行くと・・・
?「いかんな〜!!」
上から声がしたと思ったら、目の前が回転した。
気が付くと、若の腕の中にいて、門から離れた場所にいた。
?「きゃつめ、袮々切丸を出しおるぞ!
そのまま横に振り回すぞ!!気をつけい!!」
その妖怪の言う通りに若が動き、かわされてしまう・・・
桜(心を読んでいる…?)
心を読める妖怪の通りになってしまい、若の攻撃がまったく当たらない・・・
このままじゃ・・・!
ゆら「奴良くん!!」
桜「花開院さん…!」
しかし、花開院さんの攻撃も妖怪には当たらない。
サトリ「ほぅ?そうかいそうかい…
ワシらの仲間にじいちゃんを殺されて激昂気味か…
まぁ…老いぼれでは、やられて当然だがなぁ」
ゆら「ピクっ)」
桜「花…開院…さん…?」
雰囲気が変わった。
何だか・・・怖い・・・
ゆら「…あんたらもう絶対に許さへん…
地獄に、いねや!!!」
花開院さんは何も考えずに、全式神を妖怪に突進させる。
桜「きゃあ…!」
うかうかしてると、こっちも巻き添えになりそうです!!(汗)
しかし、そのかいあって、若はサトリ達を倒す事が出来た。
桜「花開院さん、髪の毛がボサボサですよ」
手グシで直してゆく・・・
ゆら(…この子は妖怪だと思われへん……やり難い…;;)
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