『桜の下の姫君へ』

□遠野妖怪とお姫様
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桜「………」






いつまで経ってもリクオ様に会えません・・・(泣)





言う通りにここに入ったのはいいのですが・・・


さっきから誰とも会えないです・・・






桜「リクオ様たちはここにいないのでしょうか……?」




騙されたのかしら?



でも、あの人の声は、人を騙すような声ではなかったような・・・



そんなことを考えていると・・・





桜「……!?」



考え事をしていて、階段を踏み外してしまい、そのまま地面に落ちそうになる。




桜「……!!」



そのまま後ろにと落ちる感じがした。



体勢を整えようとしても、もう遅く、目を瞑り衝撃を待つ。






しかし、衝撃は全然こない。


恐る恐る目を開けると・・・




桜「…わ…か……?」




目の前で私を受け止めてくれた人に目を疑う。



探していた人が今、目の前に・・・






夜リ「大丈夫かい?

まさかこんな所にいるとはな……探す手間が省けたってもんだ」







桜「……何故来てしまったのですか!!!」



夜リ「お、オイ……(汗」



桜「ここは京都なのですよ!?

若が思ってる以上の妖怪がたくさんいます!!

もしかしたら死んでしまうかもしれないんですよ!!!」





思わず、そう叫んでいた。



無意識にその言葉が口から出てきてしまった・・・







夜リ「だったら………尚更お前をここに一人にする訳にはいかねぇ」



桜「!」


夜リ「安心しろ、俺もちっとは強くなったからよ」




桜「…リクオ様……」







首無「コホンッ…

え〜と……私達がいることをお忘れでは…(汗」



桜「あっ……///」



今の状況を再確認して顔がどんどん赤くなる。



私は今、リクオ様に横抱きにされてる状態だった・・・




は、恥ずかしい・・・!!/////





リクオ様には下ろす気はまったくなく、どうすることも出来ず、真っ赤な顔を手で隠していると・・・





淡島「リクオー?そいつがお前が助けたかったっていう、美人陰陽師か??」



雨造「本当に美人だなぁ〜♡まさに絶世の美女って訳か〜♡

お前が惚れる理由も裏付けるぜ♡♡」



土彦「予想以上だな……」




夜リ「こいつは陰陽師じゃねぇぞ」




雨造「え?じゃあ、こいつがリクオの愛人か??」



桜(あ、愛人!?////)




夜リ「そうだ」


冷麗「リクオも隅におけないわね^^」



桜「……リ、リクオ様?

何やらすごーい誤解を招く発言をしたのですか?(汗」



夜リ「さぁな(妖笑」




桜「(また人をからかって…)後、この方たちはどなたですか?」





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