『桜の下の姫君へ』
□夏祭り、二人の距離
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色んな事を考えていたら、いつの間にか土曜日。
リクオ様は何故か、集合時間を決めて、後で会おうと言ってましたが・・・
何故なのでしょう・・・?
桜「どんな服装で行ったらいいのかしら?」
そんな私の部屋に来たのは・・・
若菜「よかったわ〜^^まだ行ってなくて!」
桜「若菜様、私に何かご用事でも?」
若菜「夏祭りに行くなら、やっぱり浴衣よねと思って、これを持って来たの♪」
そう言って広げたのは浴衣だった。
白がベースの生地に、青い花が書かれている、とても綺麗な浴衣だった。
桜「あの……これは…?」
若菜「桜にこれを着てほしいの^^」
桜「わ、私にですか!?
でも…とても綺麗な物ですし…」
若菜「フフ^^ほら!早くしないと遅れちゃうわよ?」
桜「……着させて頂きます///」
若菜「じゃあ髪も結い上げなくちゃ!」
桜「それぐらい私が…!」
若菜「いいのよ^^私に任せて!」
桜(若菜様に逆らっても、丸く抑え込まれちゃうんですよね…;;)
これ以上言っても聞いてくれる気がしなくて
しぶしぶ若菜様の言うことを聞くことにした。
桜「よ、宜しくお願いします…(汗」
若菜「はい!可愛く仕上げてあげるわね^^」
リクオ様に会う時間まで後少し。
嬉しいような、恥ずかしいような不思議な感じだった・・・
若菜「所で桜は誰とお祭りに行くの?」
桜「へっ!?/////」
若菜「もしかして彼氏?^^」
桜「い、違いますっ!友達です!!////」
若菜「どうかしら?^^」
桜「〜〜〜〜っ////」
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