『桜の下の姫君へ』
□悲しき妖怪「犬神」
2ページ/9ページ
〜旧校舎・講堂〜
桜「大丈夫ですか…!?」
ゆら「宮羅さん…?」
桜「清継くんと島くんは…?」
巻「え、映写室に…」
カナ「ねぇ、やっぱり帰った方がいいんじゃ…」
鳥居「コクコクッ)」
ここは妖怪が見えないけど、妖気が集中している・・・
ここにいるのは危険ですね・・・
リクオ「皆…!!」
カナ「リクオ君!」
桜「…リクオさ……奴良くん…」
ゆら「遅かったやないの」
リクオ「あれ?花開院さんまで……清継くんと島くんは?」
巻「今、映写室に行ってる」
カナ「どうしたの?そんな怖い顔して…」
リクオ「あっ…無事なら良いんだ…」
桜(リクオ様…)
何か、隠してる…?
―ドォォォォンッ
桜「この音は…」
リクオ「皆、早くここから出た方がいい」
カナ「でも、清継くん達が…」
リクオ「2人の事は僕に任せて。
花開院さん、4人をお願い」
ゆら「コクッ)」
桜「私は残ります!」
・