『桜の下の姫君へ』

□妖怪vs妖怪
2ページ/6ページ


雨が上がり、妖気を辿って着いた場所は


”浄水場”


水の中央にいたのは・・・



桜「あなたは四国妖怪の…!!」

崖涯小僧「奴良組の姫か、何をしに来た?」

桜「あなたが行おうとしてた事を止めに来たんです」


崖涯小僧「だったら止めてみやがれ!!」


桜「……っ!」


水が私目掛けて飛んでくる。

私はそれを何とかかわしていた・・・



崖涯小僧「くそ!ちょこまかしやがって!!」


桜「きゃ…っ」

水に足を攫われ、その場に扱けてしまった。

上から襲ってくる水・・・


崖涯小僧「終わりだッ!」


桜「……っ」

私は手の平に息を吹きかけ桜を出し、防御壁を作り出した。

だが妖怪の姿で無い為、水を防ぐと同時に消滅してしまう・・・


崖涯小僧「それが貴様の”畏”か」



―ポチャン…



崖涯小僧「ん?誰だッ!!」

河童「お前さん、浄水場を壊して浮世絵町に騒ぎを起こそうって魂胆かい?」


崖涯小僧「河童か」


桜「河童…!」



夜リ「さすがだな、河童。お前の言う通り現れやがった。

いいか?この浄水場だけは壊すなよ?後が面倒だ」




桜「夜リクオ様…」




次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ