『桜の下の姫君へ』
□妖怪vs妖怪
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雨が上がり、妖気を辿って着いた場所は
”浄水場”
水の中央にいたのは・・・
桜「あなたは四国妖怪の…!!」
崖涯小僧「奴良組の姫か、何をしに来た?」
桜「あなたが行おうとしてた事を止めに来たんです」
崖涯小僧「だったら止めてみやがれ!!」
桜「……っ!」
水が私目掛けて飛んでくる。
私はそれを何とかかわしていた・・・
崖涯小僧「くそ!ちょこまかしやがって!!」
桜「きゃ…っ」
水に足を攫われ、その場に扱けてしまった。
上から襲ってくる水・・・
崖涯小僧「終わりだッ!」
桜「……っ」
私は手の平に息を吹きかけ桜を出し、防御壁を作り出した。
だが妖怪の姿で無い為、水を防ぐと同時に消滅してしまう・・・
崖涯小僧「それが貴様の”畏”か」
―ポチャン…
崖涯小僧「ん?誰だッ!!」
河童「お前さん、浄水場を壊して浮世絵町に騒ぎを起こそうって魂胆かい?」
崖涯小僧「河童か」
桜「河童…!」
夜リ「さすがだな、河童。お前の言う通り現れやがった。
いいか?この浄水場だけは壊すなよ?後が面倒だ」
桜「夜リクオ様…」
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