『夜兎の宿命を拒む者』
□ナンパする相手は考えるべし
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地球に来て、1週間が過ぎた・・・
地球の人間は生ぬるいなぁ〜とも思っているけども・・・
何かと充実した毎日を送っている。
こんな事やってると女の子みたいだな何て思う・・・
女の子なんだけど・・・(汗)
男1「お嬢ちゃん、暇なら俺らと遊ばない?」
気分転換に散歩でもしてたら、数人の男たちに囲まれた。
ここは、笑顔で断った方がいいか・・・
『いいえ、結構です^^それじゃあ』
それだけ言って去ろうとするが、男が私の肩を掴んだ。
男2「いいじゃねぇか!俺らと来いよ」
―イラッ…
人が笑顔で断ったら、調子にのりやがって・・・
『…汚い手で私に触るな、バカ浪士共』
男1「はぁ?今何つった!?」
『耳まで悪いんですか?
頭悪くて、耳が悪いなんてね…(笑)
もう一度言ってあげる、バカ浪士さん♪』
男3「何だと!?てめぇ…!!」
男たちが私に襲いかかって来た。
しかし、そんな攻撃、私には攻撃に値しない。
私に戦いを挑もうなんて・・・
本当にバカだね・・・(呆)
夜兎に地球人風情が叶う訳ないのに・・・
―ボキッ
男「ぎゃああああ!!いて―――!!」
『あれ?腕まで折るつもりなかったんだけどな〜?
ごめんなさいね^^バカ浪士さん』
?「何やってんだ?てめぇ」
『!』
すぐ側に黒髪のタバコを吸っている男が私を見ていた。
いや、睨んでいると言った方が正しいだろう・・・
『………』
足元には、私が傷つけた浪人が転がっている。
まだ1人も殺していない。
『(ここは素直に言った方がいいか…)』
『…襲いかかって来たから、反撃しました。
何か問題でも?』
?「問題大ありだ、屯所まで来てもらう」
―ガチャン!
『…何これ?』
この手を拘束する道具って・・・
”手錠”・・・!?
何故、私は捕まってんだ!?
何か悪い事したっけ!?
『(何で、こんな事になってんのよ――!!!)』
そんな心の叫びも空しく、連行された。
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