『闇の中の人形(マリオネット)』

□悲しき再会
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ナツがウェンディをエルザの元に連れて行くことが出来た。



ウェンディのおかげでエルザの毒は抜けたもよう。



しかし、事態は思わぬ方向へと…








ナツ「そういや、ルカはどこ行ったんだよ?」



ルーシィ「それがね…」




言葉を発しようとした瞬間、森の奥が白い光に包まれる。




ルーシィ「何!?」




ウェンディ「黒い光の柱…?」


シャルル「まさか…!」




黒い光の柱が空に向かって伸びている。




ヒビキ「アレは……“ニルヴァーナ”!!」



ルーシィ「まさか、オラシオンセイスに先を越された…!?」





そしてナツは何かを感じ取ったみたいだ。





ナツ「あの光……“ジェラール”がいる!!!」



ルーシィ「Σジェラール………もしかしてルカ……それに気づいて…」






ナツはすぐさま光の方に向かっていく。





ルーシィ「ナツ!!ジェラールってどういうこと!!?」




ウェンディ「っ…あ、あたしの……あたしのせいだ…」










ジェラールの元に向かいながら、闘志が燃え上がっていた。




ナツ「会わせるわけにはいかねェんだ!!ルカとエルザには!!

アイツは…俺が……潰す!!!」
















_______

__________













『あの光……あそこにジェラールがいる…』






どうして生きているのかは分からない。



もしかして幽霊なのかもと思うルカだが…






『行かなきゃ……ジェラールの所に…!』






幽霊でも亡霊でも何でもいい。



彼に会いたい。



その想いが、彼女の足を光の方へと向かわせていた…



















































**** **** **** ****













シャルル「あー!!エルザがいない!!」



ハッピー「エルザ、もしかしてジェラールって名前聞いて…」






ウェンディ「どうしよう…あたしのせいだ…

あたしがジェラールを治したせいで、ニルヴァーナが見つかっちゃって……ルカさんやエルザさんやナツさんや…」





ヒビキが突然ウェンディに攻撃した。


ウェンディは気絶してしまった。








ヒビキは気絶したウェンディを背負いながら、ナツの後を追って行く。





ヒビキ「驚かしてゴメンね!でも、気絶させただけだから」



ルーシィ「どうして?てか何で走ってるの!?」



ヒビキ「ナツ君やルカ、エルザさんを追うんだよ!僕達も光に向かおう!」



シャルル「納得出来ないわね。確かにウェンディはすぐ愚図るけど、そんな荒っぽいやり方」



ハッピー「そうだよ!」




ヒビキ「…仕方なかったんだよ」






突然立ち止まった。






ヒビキ「本当のことを言うと、僕はニルヴァーナがという魔法を知っている」



ルーシィ「!」



ハッピー「本当に!?」




ヒビキ「…ただ、その性質上…誰にも言えなかった。

この魔法は意識してしまうと危険だからだ。

だから、一夜さんもレンもイヴも知らない。僕だけがマスターから聞かされている」




ルーシィ「どういうこと?」




ヒビキ「これは、とても恐ろしい魔法なんだ。

“光と闇を入れ替える”、それがニルヴァーナ」














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