『闇の中の人形（マリオネット）』
□私の選択、仲間の存在
1ﾍﾟｰｼﾞ/6ﾍﾟｰｼﾞ
「なぁ、最近ルカの様子おかしくねェか？」
ナツが彼女の変化に気づいた。
「アイツがおかしいのは今に始まった事じゃねぇだろ」
確かに変わっていると言えば変わっている。
だが、グレイに言われたくはないと思うが…
「でも……声かけても返事がないんだよ？」
ハッピーが心配そうな声を出した。
「確かに、何か隠してるっぽいよね…」
ルーシィもルカのことが心配だった。
「隠し事か!?あんにゃろ〜!!」
「どこに怒ってんのよ!?」
ナツが変な所で怒り、ルーシィがツッコミをいれた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「…なぁ、エルザ」
グレイがエルザに問いかけた。
「何だ？」
「アイツさ……昔のお前に似てねェか？
お前も初めて会った時から、そう思ってたんだろ？」
少し考え、グレイの言葉に頷いた。
確かに、初めてフェアリーテイルに来た時の自分に似ていると思っていたからだ。
「あぁ、ルカを見ていると…昔の私を見ているようだ。
だから……放っておけないんだ」
「そうだな」
グレイがそう言うと、エルザが椅子から立ち上がった。
そして話しているナツ達に話しかける。
「お前達！ルカを探しに行くぞッ！」
エルザがそう言うと、ナツ達は同時に頷いた。
「「「「おう!!」」」」
.