色づいた世界

□第四話
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"常陸院兄弟に暇を与えるべからず"


この言葉は後にホスト部員の脳裏に深く刻まれる事となる





バン!!




「光!!馨!!名無しさん!!
部のHP管理真面目にやるという条件でまかせたんだったなあ・・・」




「ハア〜〜〜〜?やってますぅ――」


『僕らはいつだって真面目だケドー?』


「だから昨日だって明け方までかけて」


『「「ハルヒの合成写真作ってたんじゃん なつかしいフレーズにのせて」」』



パソコンには「脱ぐとスゴイんです❤」というフレーズとともに上半身裸のハルヒ




素材提供
顔=ハルヒ
体=環







「!! !?」



「ひゃー――ハルちゃんかっこいいー!!」





「馬鹿者ォ!!!!技術の無駄遣いだ恥を知れ!!!
・・・やるならこのアイドル写真集と合成しなさい ピンクのフリフリ服が所望じゃ。」




『「「こんなの本人に着せた方が早いよ」」』





「やめてください」




「はー――なんか最近ヒマなんだよな―――」


『そーそ、ハルヒもだいぶ部に慣れてきたしネー』



「ハルヒ、おまえん家行っていい?」



「ダメ どーせバカにするから」



『んじゃ、教室でみんなが見てるときズボン下ろしてもいい?』


「それか、おまえの女疑惑タレ流ししていい?」




「あのね 人を一体何だと・・・」






『「「決まってんじゃん「おもちゃ」」」』








常陸院光(兄)馨(弟) 名無しさん2名無しさん


部内一の極楽主義人間でございます



彼らにとって世の中とは「僕ら」と「僕ら以外」に分類され
言動のすべては「彼らにとって」面白いか面白くないかに基づかれているのでありました





ギイ・・





「おもちゃがお好きならぜひ我が部へ〜〜〜〜〜❤」






黒魔術部 部長 猫沢梅人





「世界の古魔道具市開催中〜〜〜〜
今ならもれなく素敵な呪い人形プレゼント〜〜〜 ミサも常時やってますぅ〜〜」




ドアの隙間から手に人形を持って、顔だけを覗かせている猫沢先輩



あ、申し遅れました。藤岡ハルヒです

今回は主人公の思考が読めない方がシリアスでいいとのことでしたので、今回は自分が勤めさせていただきます




「・・・なんであんな隙間から・・・」




「猫沢先輩は明るい所がお嫌いだからな 寿命が縮むそうだ」




「あの人に関わってはいけない・・・」




ビクウ!!


ぬ・・・っと背後からいつもより面倒くさそうな環先輩がささやいた





「関われば必ず呪われ・・・」








ピカア




「呪い人形って何?」


『そのマント何枚持ってんの? 今度デザインしようか?』


「このくらいの光は? ダメ?」




懐中電灯を持って猫沢先輩に当ててる光と馨と名無しさん





「ぎゃー――――!!!!人殺しイ〜〜〜〜」




「わー―ー光!!馨!!名無しさん!!

何て事を・・・おまえらは真の恐怖が分かっていない・・・!! ああ・・・口にするのも恐ろしいが・・・
俺が誤ってベルゼネフの端っこを踏んでしまったあの日・・・」



ベルゼネフ・・・?あの手につけてる人形ですか・・・



「直後受けた試験ではわけのえわからぬ呪詛のごとき文字が羅列され
不審に思い辺りを見渡せば見知らぬ人間ばかりの異空間と化していたのだ・・・!!」




「それは動揺したおまえが勝手にギリシャ語講座の試験を受けてただけだ」←真相





「違う!!呪いだ!!その3日後の朝は何故か足が鉛の様な重い物体と化し」


「前日がマラソン大会だったろう ね?」





この人に一番関わりたくない・・・!!





『「「そういえば 猫沢先輩の悪口を言ったものは×××が△○☆に・・・」」』






「わー―――!!!! ハルヒ!!ハルヒ!!お父さんの×××を見てくれェェ!!!死んじゃうよゥー」




「絶対いやだああああ」





「タマちゃんここで脱いじゃダメえ〜〜〜〜」





『「「・・・なワケないじゃんバカじゃない」」』








『「「ええ天気ですなあ。」」』






『平和が一番っていうけどネ・・・平和すぎてヒマだし』


「なんか面白いことないかね――ー」


「ハルヒも部活になじんできちゃったしね―――」





「・・・光・・・馨・・・名無しさん・・・ちょっと来い・・・」





ぶす





小一時間説教されたあげく接客禁止令&罰そうじ



「しゃべるな動くな」とか「二日間接客禁止 by 王」とか書いてある紙をはりつけられてる光と馨と名無しさん

ものすごく不機嫌





「光くんと馨くんと名無しさんくん・・・?お体の具合でも・・・? 顔色が真っ黒」






「ちょっといつまでスネてんの」



ムッスー―――


『「「んじゃ、おまえんちいかして。」」』



「それはダメ」






「ああ・・・思い通りにいかないとすぐコレでね できそこないの鎮痛剤の様なものさ

バフ○リンの半分はやさしさでできているが 彼らの半分はワガママでできているのだから」←環様の豆知識




「まあ❤博識でいらっしゃいますのね❤」







「だまれバーーカ」

「バカ殿――」

『そんなことしか言えないのかバーーカ』







「ちなみにバフ○リンとは庶民御用達の鎮痛剤だゾ・・・」








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