book2
□プロローグ
1ページ/1ページ
某所.
其処にはとある中学校があった、
建物も古くなくどっちかというと綺麗な学校だ。
しかし今、その学校の校庭
もとい、サッカーグランドは土が削れて凹凸があり、地割れもしていた
そこに横たわっているのはその中学校のサッカー部
それを冷たい目で見つめる一人の少年のような容姿をした少女
『…これで99校目、次はいよいよ雷門中だ。』
少女は心底嬉しそうに口角を釣り上げて声を上げて笑った。
『アハハハハッ!全国大会を優勝して二回も父さんが作ったチームを倒したんだ!精々、俺を楽しませてくれよなぁ!!』
――楽しすぎて笑い死ぬ位にさ!!
そして少女は身を翻しその場から立ち去った。
部員1
「な、なんて奴だ。11人をたったひとりで、しかも一瞬で倒すなんて…!」
部員2
「おい、もしかしてあいつ。全国中のサッカー部を潰してるって噂の奴じゃないか?」
部員3
「確か名前は…っ」
――赤眼の破壊魔―
.