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□第二章
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今日俺は目覚ましがなる前に起きてしまったが二度寝するような時間ではなかったので、朝食をとり、着替えて河川敷へと向かった。
黒と白のシンプルなボールを抱えて音楽を聞きながら歩く。
本当は危ないのだが歌を聞くことと、歌うことが大好きな俺はやめられないのである
ちなみに俺はボーカロイドが大好だ。
少々上機嫌になりながら歩いているとあっと言う間に河川敷についた。
だが、いつもの場所には先客がいた
『あれ?鬼道君たちここで練習してるのか…』
暫く練習の様子を見ていたら俺に気がついたのか鬼道君がこちらに歩いてきた
鬼道
「何のようだ?既に代表に選ばれている貴様には練習は必要ないだろう?」
言ってくれるじゃねぇーの…変態エビフライ、ゴーグルマント野郎。
とは口に出さずに俺はグランドの隅っこでいいからスペースを譲ってくれるように交渉をした
断られると思ったが、意外とすんなり許可が下りた。
グランドの隅っこは土がボコボコしていて蹴りにくいが、リフティングならこのスペースでも余裕でできる
俺は音楽を聞きながらリフティングを開始した。
因みに聞いている曲は初音ミクのThebeastという感動的な歌だ
リズムに合わせてリフティングを繰り返す。
頭の中に響く歌を小さな声で歌ってみるとリズムがあわせやすくなりいろいろな技をやってみた
『またあなたに会えるその日まで、何千年先も待ち続ける〜…♪』
歌の終わりと同時にボールを高くあげトラップする。
顔を上げてみると代表候補のメンバー全員(何時の間にか来たのか円堂達も)が口をあけてポカーンとしている
な、なんだよ。
歌下手くそで悪かったな!
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主人公はとてつもなく歌がうまいですw
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