The cruel game of heart

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「いいの? キラ」


「ん〜? どうしたの」


「彼らの処分のこと……。一応、私を人質にしようとはしたけど、実際はいい人たちなんでしょ。かなり空気読めない人たちだけど」
 

ゴーランド達にここにいろと言われたアリスとキラとアイリは現在、数名の従業員がいるカフェテリアにいた。
 

紅茶を飲みながらキラに尋ねるアリスの表情は暗い。
 

アイリは疲れたらしくソファに横になって、キラのパーカーを被せられていた。
 

本来キラも尋問されてもおかしくはないのだが、アリスとビバルディ、アイリの証言によって、それを免れた。
 

アリス達がゴーランドに説明している間、終始笑顔だったキラは何も言わずにゴーランドの指示に従っただけだったため、アリスは何をたくらんでいるのかと不思議に思っていたのだった。
 

そんなアリスの思考を知ってか知らずか、アイリの隣で頬杖をつきながら、コーヒーを飲むキラはうっそりと笑んだ。






「……知ってる? 切り札ってのは札を切って使うっていうのが、俺の持論」
 






懐に手を入れたキラの手には一通の封筒。
 

その白い封筒にはビバルディの手に渡ったものと同じ印が施されていた。






























「どっから出したの?」


「あ、そこ聞く?」
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