The cruel game of heart
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一人目の余所者は現実主義。
もう恋はしないと決めた、姉思いの捻くれ者。
彼女は不思議な世界を夢だと信じ、現実に帰るため、夢として過ごすことを決めた。
彼女が愛したのは姉と過ごした日曜の午後。
二人目の余所者は理想主義。
何かに縋ることでしか己を保てない、無力な愛されたがり。
彼女は不思議な世界を理想郷と思い、愛されるために、必死に生きることを決めた。
彼女が愛したのは家族三人で過ごした日曜の午後。
三人目の異物は自称平和主義。
余所者を惑わし、役持ちを驚かせ、役無しを惹きつける、奇天烈な嘘つき。
それは不思議な世界を次元の異なる世界と認知し、ゲームの盤上に上がることを決めた。
それが裏切ったのは数多の時間と想い。
赤い国に降りかかる黒い異物。
想いと時間が交錯し
想いと時間が工作され
重いと時間がこう囁く
自分たちは何モノなのだろうかと