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□A
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俺はその恐怖に目が覚めて顔をあげた。辺りを見ればさっきまでいた教室


「いつの間にか寝てたみたいやな…それにしても変な夢みたわ…」


とさっきのは夢だったのかとため息をついては絞められた首を触った


「はぁ…帰ろ…」


椅子から立ち上がればすっかり暗くなった窓の外を見れば鞄を片手に教室をでた






「志摩、遅かったな今帰ったんか…ってなんやその首…どないしたんや志摩!!」

寮へと戻れば坊が俺の方へと走ってきた。俺は坊の言葉に首を傾げていれば坊は俺を洗面所に連れていった


「…っ…なんやこれっ!?」

洗面所の鏡にうつされたのは誰かに首を絞められたかのような真っ赤になった酷い痕

俺はその酷さに言葉がでてこなかった

あれは夢やなかったのやろうか…

急にさっきみた夢が現実的になり怖くなった。そう思った瞬間足がすくみ震えがとまらなくなった


「どないした…志摩!!顔色悪いで」


「坊どうかされたんですか?」


「子猫丸か!!志摩が震えとる…とにかく志摩をそっちに運ぶで…」

ひょっこり現れた子猫丸さんに頼む坊の姿を見ては迷惑をかけたくないとそう思えば坊の肩を叩いた

「…坊…」


「志摩…大丈夫か?」


「おん…大丈夫や…でも俺、少し疲れたから寝ますわおやすみなさい…坊、子猫丸はん」


心配した顔を向ける二人に笑みを向けては俺は一人寝室へと向かいベッドへと潜り込んだ


はぁ…今日は厄日やな


とまたため息をつけば布団を深く被った。でも寝れそうになかった…またあの夢を見てしまいそうで怖かった

そんな時だった。寝室の窓が開き、聞き慣れた声が聞こえてきた




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