小噺

□大発明
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※ギャグチック




夜九時、大人にとっては寝るにはまだ早い時間帯。
そんな時間の土方は相も変わらず机に向かい、眉間にしわを寄せながら書類を睨んでいる。


「土方さん!」


はりつめた空気に予想していた訪問者。


「声をかけてから入れ」
「かけた。学習しやしたぜ!」


かけながら入った、の間違いだろと土方は思う。


「何か用か」


書類から目を離さないで問う。


「…なんでィ。用がなきゃ来ちゃ駄目なんですかィ」
「………んなこと言ってねェだろ」
「言ってる!」


何だこのやり取りは…!恋人同士か!


「…でも、今日は用があって来やした」


珍しいこともあるもんだ。だが、マトモなものじゃないだろう。


「私天才でさァ」
「は?」


何言ってんだ。
…自分で天才と言うヤツの扱い方なんぞ俺は知らん。


「箸を使ったとっても簡単な裏技でさァ」


…箸を使うという時点で期待ができない。


「ここにポテトチップスがありやす」
「…で?」


箸とポテトチップス!?


「バリッと開ける」


ポテトチップスを。


「で、食べる」


予想していた食べ方で食べ始めた。


「…………で?」


胡座をかきながら、バリバリと薄塩味のポテトチップスを頬張る総羅に聞いてみる。


「すごくねェですかィ?」
「なにが」
「手が汚れない!」


洗わなくてすむ!と自慢気に言われる。


どうしてそういうことには、頭が働くのだろう。
そして裏技でもなんでもない。




*・*・*・*・
くだらなくて幸せな日常。

パッと思いついた会話…!

梅ノ季節、小説大量更新期間!
第二段。




*20120312

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