ゴッドイーター連載
□第１話
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「龍崎 アリスです。今日からよろしくお願いします」
新型が入った
顔立ちはまだ幼くて背もきっと平均より小さい
だが目の色だけは大人でどことなく冷たかった
「俺は雨宮リンドウ、まぁ一応お前の上司にあたる」
「リンドウさん、よろしくお願いします」
「まぁ…仕事中では部下も上司も関係なくなるからな、あんま堅くなるな」
そう言って頭に手を置こうとする
が、
いきなりアリスの目が見開かれ
俺の手目掛けて回し蹴りを繰り出した
「私に…………触るなぁぁぁぁっ」
ガッ
「なっ………」
危なかった…
なんとか避けきれたが
普段驚いた表情をあまり見せないソーマでさえも
珍しく目を見開いて
アリスと俺を見つめていた
そんな中アリスただ１人だけは冷静な表情で
淡々と告げた
「私は…人に触られるの嫌いなんです。特にまだ会ったばかりの男性にはっ!!!!」
「……あぁ…悪かったな…」
俺もかなりびっくりした
当たり前だあんな大人しそうな子が急に回し蹴りなんてしたもんだから
俺が謝るとアリスはとても辛そうな
に顔を歪ませて
「すみません」と呟くと
エレベーターに乗り込んで行ってしまった
「あの子…珍しい子ね…リンドウ目掛けて回し蹴りなんて…」
「あぁ…かなりびっくりした」
「私もびっくりしたわよ…急に目の色変えて…」
「ソーマも珍しくびっくりしてたしな」
「………………あぁ」
「なんとも面白い子だ…」
「そうね…」
「………………」