童実野高校Life
□テスト期間
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そして時が変わって今私達はアキちゃんの部屋にいる。
「ひ、広い…アキの家凄いんだから!!」
「そうかしら?」
そう、アキちゃんの家はもう広いのなんのって。これが所謂豪邸っていうものなんだと思う。
小さい頃からよく遊びに来ていた私だけど、その頃はまだ背が低かったので家が大きく見えるのは当たり前かな?と思っていたのだが、成長した今になっても大きいって思うんだから相当凄いものだと改めて思いしらされた。
まあ家の説明はこれくらいにしておいて、さっそく勉強を始めたいと思う。
はぁ……やる気でないな。
―――開始から10分後。
「も、もう駄目ぇぇ…」
早くも離脱者がでた。
「ちょっとカーリー、まだ始めてから少ししか経ってないわよ」
「だぁってー!!」
やる気出ないんだもん、と机に顎を乗せて怠そうに嘆くカーリーは早くも諦め状態にはいってしまっている。
「カーリーが勉強しようって言い出したんじゃない」
「そうだけどー…そう言う奈々だってさっきから手が止まってたじゃない!」
ちょ!!なんでそんな事を知っているのよ、もう!
「問題文を読んでただけだし!勘違いやめてよねー」
「本当かしらー?」
「貴女達ねぇ………」