童実野高校Life

□苦労人
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次の日、アキちゃんと一緒に登校した私は昨日の事を全て話した。


「も〜最悪だった!」


「相変わらずねあの人は」


私と幼なじみなアキちゃんは当然兄の事を知っているわけで、昨日の事を話してもあまり驚かなかった。


「そういうわけでさ、アキちゃん。一緒に満足部入らない?」


「……嫌よ」


(うわ思いっきり眉潜めた)

まぁアキちゃんの事だから絶対嫌って言うのわかってたんだけど、そんなあからさまに顔を歪めなくても…。

しかし駄目元でもういっかい聞いてみる事にした。


「お願いっ!女の子私一人しかいないの!心細いよー!」

頭の上で手を合わせ、深く頭を下げる私をちらっと見たアキちゃんは、ハァ…と溜息をして眉を下げた。
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