GIFT

□月影様より 無涯×仁兵衛甘々小説「君がいて」
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(無涯×仁兵衛/怪我ネタ)









仁兵衛は今、布団の上で眠っていた。その顔は真っ青と言うよりは死人のように白く、呼吸は、してるのかすら分からないほどの小さな呼吸だった。
そう、仁兵衛は昏睡状態になって一週間経っていた。理由はお勤めによる大怪我だ。
毎日毎日恋川や火鉢、無涯までもがお見舞いにくるなか、仁兵衛は静かに眠ったままだった。
そして今日も、恋川達がやってこない時間を見計らって無涯が扉を開けた。


「……」


小さな呼吸音だけが、仁兵衛がこの世にいるという証だった。無涯は静かに仁兵衛に近寄り、腰をおろす。
無涯はそっと手を仁兵衛のおでこに当てる。


(いつも騒がしいコイツがいないと、つまらないな。

どうして、コイツだったのだろうか。人が死ぬのは慣れてるはずなのに、コイツが死にそうなだけでこんなにも心が乱れる。
これは責任を取ってもらわなければならないな。

だから、

早く、起きろ。

起きて、いつもの笑顔を見せろ。

お前のいない世界は、つまらなさすぎる。)


「ぅ……ん」

「!」


ふと聞こえた声に、無涯は手を離す。顔を覗きこんでいると、仁兵衛はゆっくり目を開けた。


「むがい、どの……?」

「……!」

「おはよう、ございます……」


まだ声は弱々しい。だけど、目を覚ました。笑った。それだけで嬉しかった無涯は、仁兵衛の唇に、そっと口付けた。








君がいて

(初めて世界が輝く)
(まさか、ここまで依存してるとはな……)








end.

遅れて大変申し訳ございません!!無仁で大怪我をした仁兵衛を無涯一人でお見舞いに来る、とのリクエストでしたが…ご期待に添えられてますでしょうか?
公式無涯さんはどこに行ったんでしょうね?(汗)

お持ち帰り、書き直し要求は赤蒼様のみでお願いします!

リクエストありがとうございました!

−−−−−−−−−−−−

展示するのが遅れて誠に申し訳ございませんっ!!!
そして、素敵小説ありがとうございます・゚・(ノД`。)・゚・

無自覚に仁ちゃんに恋する無涯さんが素敵過ぎて、もうっ…!!
責任取って、仁ちゃんは無涯さんのお嫁さんになれば良いと思います!!それで万事解決!!(←

無茶ぶりなリクエストを快く引き受けてくださって、誠にありがとうございました(>_<)
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