金銀小説
□熱帯夜
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イザークの上に覆い被さり一瞬にしてイザークを組み敷いた
「ディアッカ!止めろ暑苦しい」
「え〜いいじゃん☆たっぷり運動したらぐっすり寝られるでしょ?」
そう言うと
首筋に唇を落とす
チュッチュッ…と数回啄み汗を舐め取る
「やぁ…汗気持ち…わるぃ…」
「イザの汗…オレが全部綺麗にしてあげる」
イザークは両腕を頭の上で押さえつけられ、抵抗が出来ない
「変態……」
首筋から…鎖骨…そして
「あっ…ちょっ…だめだっ…」
ディアッカが乳首を舌先でコロコロと舐める
「…ぁっ…やっ…」
「イザ…気持ちイイんでしょ?」
イザークはブンブンと首を横に振る
「ウソツキ」
「い…やぁ……ディ…」
汗が滴り落ち、シーツに染みを作る
「あぁっ…ゃあぁ…」
執拗に上半身を舐められ、イザークは服を着ずに寝た自分自身を怨んだ
ディアッカは空いているもう片方の手をイザークの下半身に伸ばした
吐いていた、半ズボンは汗で濡れていた
「ディ…もぉ…ほんと…」
そう静止しようとしたイザークだったが……………
いつまでたってもイザークの立ち上がりかけた下半身にダイレクトに触れてくる感覚がこない…
「ディ…?」
ディアッカが動きをピタリと止めていた
そして
「ぁあ゛ぁーーくそ暑い」
突然叫び、ベットから飛び降りた
ドカドカと冷蔵庫へ向かう様子をイザークは唖然とし…ただ見ていた
どうやら、この暑さに先にキレたのはイザークでは無く…
ディアッカだった
「イザーク!!」
すると、冷蔵庫からミネラルウォーターのペットボトルをごくごくと飲んだディアッカは
「なっ…何だ?」
「明日、絶対朝一で整備を全員呼んで、修復させる!イイよね?」
語尾は優しいが、目が笑っていない
イザークは無言で頷いた
翌日
朝、出勤してきた整備士を従え、テキパキと指示を与えるディアッカの姿があった
そして、イザークはそんな様子を………シホがお土産と証し買って来たアイスクリームを
「美味い」
と笑みを浮かべ頬張ったのだった
20110721☆完☆