金銀小説
□熱帯夜
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「くっそー!!!暑い!!暑すぎるぞっ!!」
イザークはベットの上でバタバタと暴れ、癇癪を爆発する寸前だった
(他のヤツにも見せてやりたいな…)
ディアッカは昼間、イザークが部下に激を飛ばす姿を思い出した
『暑い暑い五月蝿いぞ貴様らっ!!日本の諺にある「心頭滅却すれば火もまた涼しく」を知らんのか!」
と…暑さでグダグタになっていた部下を叱咤していた
そんなことを思い出し笑っているディアッカに気が付いたイザークは
「何だ貴様!!ニヤニヤして!!」
と怒鳴られる
「〜そんなに興奮すると余計寝付けなくなるよ〜」
「ぅ…うるさい…!」
バタバタ暴れるイザークをパタパタうちわで扇ぐが効果は相変わらずだ
それよりもディアッカはさっきから暴れるイザークの曝されたその絹ごしの裸を見つめていた
普段、2人きりになるとスキンシップ過剰になるディアッカが今日は大人しくしていた
(ヤバいな…触りたい…)
暑がるイザークに触れて機嫌を損ねたくない……
そう思ってガマンしていたが、余すところ無く曝されたイザークの素肌がディアッカの欲情を誘う
そして、
「ねぇ…だったら、ぐっすり寝られる様にしてやろうか?」
ディアッカが妖艶な瞳でイザークを見た瞬間
「??ディ…あっ…やめ…」