金銀小説
□黄昏の想い
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「もし、俺に何かあったらそん時はオレの隊はお前に任せる」
「え?」
「オレの可愛い部下達…信頼できるヤツに託したいしな」
「なっ…何を言ってるんですか!!」
イザークはその遺言めいた言葉に動揺し、思わず声を荒げた
「安心しろって…オレはまだあっちの世界に行って、あの2人のノロケ話し聞きたくないからな……」
「??」
イザークは分からない…と訝しい表情をするが、ディアッカはただ苦笑いを浮かべていた
「まっ…地球より、宇宙で前線に出てる2人よりは安全だよ」
ハイネはくるり…と踵を返した
「またな。」
手をヒラヒラと振り去って行った
「ノロケ話しって何のことだ?」
イザークがディアッカに問いかけた
「ん〜………」
ディアッカも詳しくは知らないが、鈍感なイザークよりは何かを察していた
「ミゲル達にも色々あったんだろうな…」
「………フンッ…分からん説明だな…」
そう言い、ハイネとは反対の通路をイザークとディアッカは歩き出した
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