金銀小説

□部屋割り
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「えーそれじゃぁ今から、お前達の部屋割りをする」

ナスカ級戦艦ヴェザリウスでは、ルーキであるアスラン・イザーク・ニコル・ディアッカ・ラスティが、二期上の先輩であるミゲルにミーティングルームに呼ばれて、整列していた


――――――――――

『部屋割り』


「えーっと…まずはアスランとイザ…「はいっ!!!」


ミゲルは手にした部屋割り表を見ながら名前を発表しようとした瞬間

すっと「はい」と言う声と共に真っ直ぐに手が上がった

ミゲルはゲッ…と嫌な顔をしながら

「はいディアッカ」

学校の授業の様に手を上げた人物ディアッカを指した

「オレ、イザークとじゃなきゃヤダ」


その言葉に一斉にディアッカに視線が集中し

「わぁーイザーク愛されてる〜」
陽気なラスティが囃し立てた

「なっ!!なっ…なっ……」
名指しされたイザークは真っ赤になって今にも噴火しそうだ

「イザークだって、オレと同室の方がイイだろ?」
ディアッカが「な?」とイザークに同意を求める

「しっ……知るかー!!」ラスティにラブラブだね〜とからかわれ、イザークは今にも憤死の勢いだ


「あーだったら……」

そんな中、また1人手が上がった

「はいアスラン」
教師ミゲルはまたまた嫌そうな顔をしながらアスランを指した

「だったら…オレはニコルとディアッカ以外は嫌だな…」


「えっ?」」」


今度は一斉にアスランに視線が向いた

「貴様!!このオレと同室では不満ということか!!!!」
「えーオレはイザークじゃないと困る〜」

「アスランと同室なら大歓迎です」
「ちょなんでオレはダメなの?」

「だってラスティとイザーク五月蝿いから…ディアッカはいてもいなくても興味ない」

「貴様ー!!!!」

「ちょっとオレの扱い酷くない?」

「オレは五月蝿くない!!!」

口々に、喋り始めるルーキー達にミゲルはげんなりし始めた
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