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□Next stage
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「は、放せよっ…!」
「何でそんなに冷たいこと言うんだ。ツナ、ここんとこずっと父さんを避けてるだろ?」
「あ、当たり前だろっ…あ、あ、あんなことしてっ……!」
父さん寂しかったんだぞー?とぎゅうぎゅう抱き締められて、ツナは焦ったように身体を捩る。今、家光にそんなことをされたらいろいろとマズかった。
「あんなことって、ツナも気持ち良かっただろ?」
「そ、な…っ、とにかく、お願いだから離れ……、ッ……!」
再び強くなった父の匂いに、たくましい胸板に、じたばたともがいていたツナがびくんと身体を強ばらせる。数日前の出来事がよみがえってきて、かぁぁ、と顔が真っ赤に染まった。
「んん?どうした、ツナ?」
「っ……!」
(やっぱり俺、おかしい……!)
耳にかかった低い声に、熱い吐息にぞくりとする。心臓があり得ない早さで脈打ち始める。
「そんなにいやらしい顔をして……この前みたいなこと、またしてほしいのか?」
「ち、ちが……!」
ハッとして、何とか離れようと家光の胸を押すも、もうその手にはほとんど力が入っていない。身体に回された手がするりと腰の辺りを撫でて、それだけで妙な感覚が沸き起こってしまう。
わざとらしく尋ねた家光が意地悪く笑っているのを、耳まで真っ赤にして俯いてしまったツナは気付いていなかった。
「よし、なら父さんがまたいろいろ教えてやるからな……?」
その言葉に、腰が甘く痺れる。
「っ、え……?」
そして、気付いた時にはベッドの上に座らされていて。その隣に、家光がどっかりと腰を下ろす。
「じゃあ、今日はフェラの仕方でも教えてやるか!」
「ふぇ、ふぇら……?」
聞き慣れない単語に目を白黒させるツナ。そんな息子に、家光は加虐心をそそられる。
何も知らない純粋の塊のような少年に、いやらしいことを教える……イケナイことをしているという感覚が、悪い悦びに変わる。
「父さん、ふぇらって何……?」
「ん?ああ、じゃあ先に父さんがやってやるからな」
少し不安そうに、だが興味津々に見上げてくる幼い表情がさらに欲情を煽る。この真っ白な色をした子どもを、快楽で思い切り啼かせてやりたい……家光は、すでに熱を持ちそうになっている己の欲望を抑えながら、ツナのベルトに手を掛けた。
「ゃっ…何、するの……?」
「これはな、脱がないとできないんだぞ」
慌てて止めようとするツナに構わず、あっさりとベルトを引き抜く。次いでスラックスの前を寛げて、下着ごと一気にずり下ろしてしまった。