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□Give me!
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「ん、くっ…ナッ、ツ…ぁっ…!」
ナッツは、どういう仕組みになっているのか分からないが、ツナから少しずつ体力を奪っていく。しかも奪われるだけじゃなくて、同時に与えられのは痺れるような快感。
一度こうなってしまっては、ツナにはどうすることもできない。こんな大勢の人がいる前で感じてしまい、恥ずかしい姿を見られているのに、抵抗したくても身体が動かないのだ。
そして、その大勢の人間達はというと、ツナの姿に釘付けだった。
(((エロッ……!)))
死ぬ気になると、ツンと澄ましたような顔をして、あまり表情を変えなくなるツナが、今は頬を赤く染めて、瞳を涙で潤ませ、熱っぽい息を吐いている。その上必死に我慢しようとしても、漏れてしまっている色っぽい声。
普段からツナに良からぬ想いを抱いている男達にとって、この光景は非常に目に毒だった。自称ボスの右腕なんか、鼻の両穴から血を流して今にも卒倒しそうだった。
そして、それはツナと戦っていたはずの白蘭も一緒で、
(つ、つ、綱吉クンってば、この僕に色仕掛けなんかするつもり!?そ、そんな手に乗るわけ…!)
とか何とか思いつつ股間をしっかりと膨らませて、ハァハァと荒い息を吐いていた。
そんな男達の不埒な思考には気付かず、ツナは力の入らない手で何とかナッツを胸から引き剥がそうとしていた。
「っ、ナッツ…頼むから……ッ、ひっ!?」
「「「!!??」」」
だが、ナッツはこの間よりも余裕がないのか、邪魔だと言わんばかりにツナのシャツを爪で引き裂いてしまった。
ビリビリと音を立てて、いとも簡単に破られてしまう胸元の衣服。
「ぁっ…!」
ほっそりとした上半身と、日に焼けず白く滑らかな肌、色の薄い胸の突起が露になってしまい、さらに男達のボルテージが上がる。その視線は、ある一点に集中した。
(((乳首、ピンク色……!)))
全員の気持ちが一つになった瞬間だった。
「ガゥッ」
それはナッツも同じなのか、嬉しそうに短く吠えると、ツナの乳首をぱくりと口に含んだ。
「んぁっ…!」
思わず大きな声を上げてしまい、ツナが慌てて口を塞ぐ。これ以上恥ずかしい声を聞かれたくないのだろう。
「んんっ!く、ぅ…!」
だが、ギュッと目を閉じて必死に声を堪えようとする姿に、周りが余計興奮しているなど、ツナに分かるはずもなかった。
ナッツは突起を口に含んだまま、小さな舌でチロチロとそれを舐め回す。片方を満足するまで転がしたら、もう片方も。