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□Give me!
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「大丈夫か!?ナッツ!」
ツナは焦ったように、自分の肩にちょこんと乗っているナッツの身を案じた。ナッツは荒い息を吐いて、立っているのも辛そうだ。
白蘭の開匣した匣兵器、白龍の攻撃を防ぐためナッツに助けてもらったのだが、強大な力にかなりのダメージを負ってしまったらしい。大量の炎を消費したせいで、ナッツの身にまとっている炎は弱々しくなっていた。
地上に降り立ってナッツの心配をするツナを、白蘭は上空から愉快そうに見下ろしている。
「ほらほらどうするー?次は突き破っちゃうよー?」
「くっ、ナッツ!挑発に乗る…な……、ッ!?」
唸り声を上げるナッツを宥めようとしたツナの言葉が不自然に途切れて、急にその肩がぴくんと跳ねた。
首筋に突然感じた、ぬるりとした感覚。
まさか……と思ったツナの予感は的中することになる。
「っ、ナッツ!?何して…!」
見ると、ナッツがこの前と同じように、ツナの首筋に一生懸命舌を這わせているところだった。
白蘭はもちろん、周りにいた見方達もぽかんとしてしまう。
たった一人、リボーンを除いて。
(ナッツの奴、またやりやがったな……)
以前、ナッツは炎が切れかけた時、ツナにあんなことやこんなことをして、炎を無理やり吸い取ってしまったことがある。
ただ、あの時は訓練も終わった後で、その場にはツナとリボーンしかいなかったわけで……。
まさか戦いの最中に、敵だけではなく味方も側に大勢いる中で、いくら炎が足りないからといって、こんなことをされるとは。
思ってもみなかった事態に、ツナは慌ててナッツを引き剥がそうとする。
だがそれに焦ったのか、ナッツはツナの首筋に軽く歯を立てた。
「ぁっ…!?」
噛まれた瞬間、そこからビリビリと電気が走ったような感覚に襲われて、ツナはびくりと身体を震わせた。同時に全身の力が抜け、地面にがくりと膝を着いてしまう。
その隙に、ナッツは歯形の付いたそこをねっとりと舐め上げて、またツナを感じさせる。
そして、ろくに抵抗できないのを良いことに、ツナのTシャツに爪を立ててしがみ付き、薄ら浮き上がっていた胸の突起にしゃぶりついた。
「んっ…!」
途端に上がる、普段のような、女の子みたいな高い声。自分の出した声に、ツナはカッと頬を染めた。
その反応に気を良くしたナッツは、すでに硬くなっている乳首を舌でぐりぐりと弄る。