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□Spider's thread
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そして、高ぶった熱が解放されようとした瞬間、
｢いﾞっ…！｣
突然自身に走った痛みに、ツナは声を引きつらせた。見ると、男がいつの間にかネクタイでそこをキツく縛っている。
｢ぁ…な、んで……｣
イきそうになったところを止められた苦しさに顔を歪める。キツく戒められて達することができないそこが、じくじくと痛んだ。
｢何でって……こんな所でイく気かい？｣
｢っ！｣
(そ、だ…俺、何言って…！)
この前も同じようなことをされて、酷いショックを受けたはずなのに。しかも、今は自身を露出した状態で……イけばどうなるか、考えただけでも恐ろしい。
けれど、頭では分かっていても、身体は熱の解放を切に求めている。
心と身体が矛盾した動きをして、ツナはどうすれば良いのか分からなかった。
｢そんなに物欲しそうな顔して……誘ってんのか？｣
｢っ、ちが…！｣
｢大丈夫だよ、もっと気持ち良くしてあげるからね……｣
不意に、後ろの男の手が腰から下着の中へ入ってきて、さっきまで布ごしに触れていた尻を、今度は直にするりと撫でた。
何度か大きな手を滑らせた後、指が双丘の間を縫って、その向こうに入り込んでくる。
｢ひっ…！？｣
そして、指がその奥にある蕾に触れた。
(ゃっ…なんで、そんなとこ…！)
普段排泄にしか使わないそこを探られて、薄れていた嫌悪感がよみがえってくる。
しばらく周りを撫でたり入り口をくにくにと突いていた指が、やがてつぷっと埋め込まれた。
｢っ、ぃﾞ…！｣
絡めた先走りの助けを借りて、ゆっくりとナカに入ってくる男の筋張った指。
(う、そ…うそっ…！)
まさかそんな所に指を突っ込まれると思っていなかったツナは、口をわなわなと震わせる。強い圧迫感と異物感に、身体が強ばる。
｢……何だ、感じやすいからてっきり経験があるのかと思ったけど……こっちは初めてみたいだね｣
｢い、たっ…ぬいて…！｣
痛くて気持ち悪くて、嫌々と首を振るが、男は止めようとはしない。
左右の男には慰められるように乳首や縛られた自身を弄られて、だんだん痛いのか気持ち良いのか分からなくなってきた。
やがて、長い指を奥まで埋め込んだ男が軽く抜き差しをして、ある一点を突いた。
｢んぅっ…！？｣
瞬間、ビリビリとした電気のようなものが走って、咄嗟に両手で口を塞ぐ。
(な、に…今の……？)
｢ここだね、君の気持ち良いところは｣
｢ッ、んんーっ！｣
そのしこりをこりこりと捏ねられて、ツナが大きく背中を反らす。