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□Spider's thread
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「中学生が私服で、こんな時間にどこへ行くのかな?」

動けないでいると、尻を揉みしだいていた手が前に伸ばされて、まだ反応のない自身にそっと触れてきた。

「っ、ゃ…!」
「駄目じゃないか、学校にも行かないでフラフラしちゃ」

キュッとそこをつかまれて、ツナの顔がサッと青ざめる。男の言葉に、違うと言い返すこともできない。

この前のような目に遭わされるのかと思うと、怖くて仕方がなかった。

けれど、何とか竦む身体を叱咤して、男の手を引き剥がそうとする。

その時、

「ぇっ…?」

不意に、横から別の手が伸びてきて、逆に手首をつかまれてしまった。驚いてそちらに顔を向けると、すぐ隣にいた三十代くらいのサラリーマンが、ツナの細い手首をつかんでいる。

(な、なに…?)

ツナが戸惑っていると、その男はニヤニヤといやらしい笑みを浮かべて、ツナの全身を舐め回すように眺めた。

「ああ……怯えてる顔も可愛い」
「ひっ…!」

そう言うなり、つかんでいる手とは逆の手で上半身を撫で回し始める。

(な、なんで…二人も……?)

別の男二人が背後と横から同時に身体をまさぐり始めて、予想外の事態にツナは混乱した。
胸元や下半身を這い回る手が気持ち悪い。けれど、固まってしまって動くことができない。

「ひ、んぅっ…!」

男の指が胸の突起に触れると、身体がびくんと跳ね上がった。声が上がりそうになった口を、背後にいた男が空いている方の手で塞ぐ。

(だ、だめっ…そこは…!)

乳首を触れられて、ツナの表情が強ばった。先日散々弄られたそこは、以前よりもかなり敏感になってしまい、少し触れただけで感じてしまうのだ。

「ふっ、んぅっ…んんっ…!」

服の上からこりこりと捏ねられて、あの独特のじんじんした痺れが生まれる。
背後の男には自身を形を確かめるようになぞられて、ぞくぞくとした感覚が這い上がってくる。

(や、だ…やだっ…!)

先日のことが鮮明によみがえってきて、ツナはパニック状態だった。もう男が痴漢されているとか、羞恥や屈辱を感じる暇もない。

誰でも良いから助けてほしい、と必死に周りを見る。

だが、

「……へぇ、楽しそうなことしてんな。俺も混ぜろよ」
「んんっ…!?」

乳首を弄っていた男と反対側にいた若い男が、もう片方の乳首に触れてきた。痛いくらいにギュッと摘まれて、ツナの顔が歪む。

(な、んで…なんで、こんな……!)

一人の人間に、しかも男に寄ってたかって痴漢するなんて、信じられなかった。

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