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□Mushroom panic!
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だから、彼の素肌を見てしまったら完璧に襲ってしまうだろう。今でさえ、理性を抑えるのに必死だと言うのに。
(それだけは絶対に駄目だ…!)
嫌われて、離れたくない。離れるくらいなら、部下のまま側にいたい……獄寺は、自分の欲望をグッと堪えた。
「そ、そうだっ!十代目、この先に池があります!顔でも洗えば熱もちょっとは収まって…」
獄寺がツナを見ないように立ち上がる。ついでに自分も頭を冷やして気持ちを落ち着けよう、と。
だが、
「やだっ…!ごくでらくん、いかないでっ…!」
「ッ!?」
愛しのボスは、見事に期待を裏切ってくれたのだった。
そそくさと池に向かおうとしたら、腰の辺りに抱き付かれて阻まれてしまう。普段なら考えられない行動ににやけそうになるが、今はマズい。
そして、見てしまった。
「ごくでらくん……」
舌ったらずに名前を呼んで、瞳を涙で潤ませ、不安と期待の入り混じった表情で見上げてくる主の姿を。
「ここ…あつくて、くるしいの…おねがい、たすけて……」
さらに、いつの間にズボンの前を寛げたのか、そこからトランクスが覗いていて。
そして、そこはすでに自身によって押し上げられていて、先走りでじんわりとシミを作っていて。
「………!」
獄寺は、頭のどこかで何かがぷちんと切れるような音を聞いた気がした。
「ッ、十代目ぇっ!」
「ぁっ……んんっ!」
勢い良くツナの唇を塞いで、その場に押し倒す。ここが外であるとか、過去に帰れないという非常事態であるとか、もうどうでも良かった。
先ほどのツナの啄むようなキスとは違う、呼吸をする暇も与えないような荒々しいキス。ツナの薄く開いた口の中に舌を強引にねじ込んで、激しく中を掻き回した。
「んんっ、ふぁっ…!は、ふ…んっ…!」
上顎や歯茎をなぞり、舌を絡めると、ツナが息苦しそうな、だが甘い声を漏らす。
獄寺はツナの唇を貪りながら、余裕なさそうに上のシャツを捲り上げた。以前は良く人前でパンツ一丁になっていた主の上半身は、今はしっとりと汗ばみ、色の薄い胸の突起はツンと勃ち上がって、ひくひくとしている。
獄寺はツナから口を離すと、その突起にむしゃぶりついた。
「はぁっ…!」
敏感な乳首に吸い付かれて、ツナは熱い吐息を漏らし顎を反らす。
「ひぁっ…ぁっ…は、ぁぁぅっ…!」
取れるのではないかというくらいキツく吸い上げられて、もう片方は指でこりこりと捏ねられる。
先端からビリビリと電気のようなものが走って、腰がびくびくと跳ね上がる。