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□In the darkness
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複数の手が伸びてきて、ツナは殴られる……!と、キツく目を瞑った。
だが、男達はツナを殴ろうとはせずに、カッターシャツの前をつかむと、破りそうな勢いで強く引っ張った。ブチブチッといくつかのボタンが引きちぎられる音が倉庫の中に響く。
「えっ!?」
びっくりして目を開くと、完全に前をはだけられてしまった自分の身体が映る。
男達は露になった上半身を見て、小さく歓声を上げた。誰かが口笛を吹く。
「うわー、やっぱり肌白っ」
「乳首とかピンクじゃねぇか!」
ニヤニヤといやらしい目で見られ、口々にからかわれて、ツナは訳が分からず居心地悪そうに肩を縮こまらせる。
と、いくつもの手がツナの上半身を無遠慮に撫で回し始めた。足を押さえ付けている男には、ふくらはぎから太ももにかけてゆっくりと撫で上げられる。
「っ、やめて…下さい…!」
「すっげ、すべすべしてる」
「や、だ……!」
大きな手がいくつも肌を這い回る感覚。ぞわぞわと沸き起こってくる嫌悪感。
気持ち悪さに身体を捩ると、胸元を撫でていた指が胸の突起に触れた。
「んぅっ!」
途端に、びくんと跳ね上がる身体。
(な、に…?今、びりびりって……)
触れられた所から生まれた、電気のような感覚に戸惑う。
その反応に気を良くした男が、親指と人差し指で乳首を挟んでぐりぐりと弄りだした。
「んっ、なに…?ゃ…ぁっ…!」
「は、こいつ乳首で感じてるぜ」
「ッ、ちがっ…!やめ…んんっ!」
否定したくて首を振っても、こりこりと捏ねられる度に、そこからじんじんとした痺れが走る。
やがて、弄られ続けたそこは硬くなって、ぷっくりと腫れ上がった。色も濃いピンクになって、ツナは自分の身体の変化に戸惑うばかりだ。
「こっちもやってやらないとな」
別の男が、もう片方の乳首に顔を近付けていく。そして、ぱくりと口に含んだ。
「ふぅぁっ!」
ねっとり唾液を含んだ舌で舐め上げられて、びくっと胸を前に突き出してしまう。
舌でころころと転がしたかと思うとキツく吸い上げられて、たまに歯を立てられる。
指で嬲られている方も、押し潰されたり、軽く弾かれたりする。
「んぁぁっ…!ぁっ…ぁっ…!」
初めてそんなところを他人に触られて、与えられる刺激も経験したことのないもので……ツナは戸惑いと恐怖、気持ち良さがごちゃ混ぜになって、男達のされるがままになっていた。
殴られると…リンチされるとばかり思っていたのに……ツナは男達をぼんやりと見上げた。