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□教えて☆ティーチャー
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そう抗議すると、リボーンの目がきらりと光った。
「ほーぅ、テメーこの俺に口答えするとはイイ度胸じゃねーか」
「ひっ、ごめんなさ…!」
赤ん坊とは思えない低い声音と威圧感に、ツナの顔が真っ青になる。
いつも、反抗すれば一瞬でぶっ飛ばされる……そのことは嫌でも良く分かっていたはずなのに。
しかも、今は逃げるどころか、ろくに身動きも取れないというのに。
ガタガタ震えていると、リボーンは「……まぁ良い」と言って、ツナの上からひょいと床に飛び降りた。
「さて、オメーを拘束したのは、こんな点数を取ってきやがった仕置きにねっちょり教育指導してやろうと……」
「っひぃぃ!」
ホッとしかけたツナが再び悲鳴を上げる。
「……と思ったんだが、俺もそこまで鬼じゃねぇ。代わりに、今から特別に補習をしてやるぞ」
「ほ、補習?」
補習なんて学校で嫌になるくらいやってる……って言いたかったけど、これ以上逆らうと余計酷い目に遭いそうだったのでガクガクと頷いておく。
ねっちょり仕置きされるくらいなら、補習なんて全然マシだ。
「わ、分かったよ。ちゃんと補習受けるから…だから早く外し…」
「何言ってんだ?このままやるんだぞ」
「へっ?」
ポカンとするツナにニッと笑うと、リボーンはベッドの上にたくさんの問題集を並べ始めた。
それと一緒に、どこからか取り出されたあるモノ達。
ツナの顔が、不安と恐怖でどんどん引きつっていく。
「な、何…?それ……」
「そのうち分かる。……あと、間違えたらオシオキするからな」
「っひぃぃー!」
ツナの絶叫が家中に響き渡った。
***
「うっ…うぅっ……!」
ツナは、相変わらずベッドの上で拘束されたままだった。
ただし、上のTシャツは胸が見えるまで捲り上げられて、陽にあまり焼けない白い肌が露出している。下に至っては、ハーフパンツも下着も下ろされて、縛られた方の足に辛うじて引っ掛かっている状態だった。
もちろん、全ては目の前にいるこの小さな家庭教師がやったのだが。
とんでもなく恥ずかしい格好にされて、ツナは顔を真っ赤にして涙ぐんでいた。
「ぁっ、ぁ…リボーン…!も、ぅ…!」
「本当にダメツナだな。さっきから一問も合ってねぇじゃねぇか」
「だっ、て…こんなっ……ぁぁっ!」
そして、それだけではなかった。
ツナの胸の突起には、小さい楕円形の機械のような物がテープで貼り付けられていて、その二つはコードで繋がっていた。