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□False charge
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濡れた感触に、異物が中で蠢く感覚に嫌悪感が這い上がってくる。
「やだっ…ぬいてっ…ぬいてよぉ……!」
「キツいな……大人しくしねぇと、ケツが裂けるぜ」
「ぃ゛っ……!」
無理やり内壁を抉じ開けられ、鈍い痛みに涙が溢れる。
入るはずがないと思われたが、指はぬるついた液体の滑りを借りて、ナカを好き勝手に掻き回した。さらにそこにも薬が効き始めて、奥からもじくじくと疼き始める。
「ぁっ…熱、ぃ…!ぬい、て……!」
「ぎゅうぎゅうに締め付けてきて何言ってやがる。もう気持ち良くなってきたんだろう?」
「ぁぁぁっ!」
太い指をもう一本挿入され、それがナカにある一点を擦り上げた時、衝撃としか言えないような快感が走り抜けた。
「ひぁぁっ…!なにっ…それだめっ……!」
「ここが良いのかよ。ほら……」
「っ、ぁぁぁぁぁっ…!」
そこをぐりぐりと押し潰された瞬間、ツナはそれだけで白濁を吐き出してしまっていた。
自身から熱が弾ける感覚に愕然とする。
「は、ぁぁっ…う、そ……!」
「後ろだけでイきやがった……」
驚きと興奮が混じったような、誰かの呟く声が響く。
が、静かになったのも一瞬で、男達は我慢できないとばかりに、再びツナの身体を弄び始めた。手で触れるだけではなく、華奢な身体に、敏感な部分に息を荒げてむしゃぶりつく。
「ぁぁぁだめっ…まだっ…ひ、んぅぅぅっ……!」
まだ後ろがぞくぞくと、絶頂を迎えているような中で再び責められて、ツナはがくがくと身体を震わせた。
刺激を与えられる自身や掻き回される後ろから、耳を塞ぎたくなるような音が聞こえる。胸の突起などに吸い付き、舐めしゃぶる音も。
熱く荒い吐息が肌に触れ、舌が這い回るだけで、おかしな感覚がせり上がってきそうだった。
「ん、ぅぅっ…は…ぁっ……!」
ツナは自分を保とうと、必死に頭を左右に振る。
すると、それまで座ったまま眺めていた男が立ち上がり、ツナの側まで近付いてきた。
「すっかりいやらしい顔をして……」
「ぁっ…ぁぁ……!」
複数の男に蹂躙されたまま、真っ赤になり涙で汚れた顔を持ち上げられる。歪んだ笑みを浮かべた男は、滲んだ視界の中でさらに歪んで見えた。
「もう一度聞こう……罪を、認めるか?」
「っ……!」
それは身に覚えのない、架空の罪。全くの濡れ衣なのに。
だが、頷けばこの責め苦から解放されるのだろうか……薬や強い快感で意識が朦朧としていたツナは、もう冤罪のことなどどうでも良くなっていた。