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□Little wolf!
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不可解だと言いたげな雲雀に対して、ツナは申し訳ない気持ちと恐れを抱きつつも、その場に不自然な熱っぽい吐息を吐いた。
驚くべきことに、雲雀が床に仰向けに寝転んで、その上にツナが乗っかっているという、普段なら絶対にあり得ない光景がそこにあった。
応接室で雲雀の顔を見たツナは、いきなり叫ぶように謝ると、懐に入れていた死ぬ気丸を飲んだ。そして、驚きに目を見開いた雲雀が何かを言う前に、一瞬でその場に押し倒し自分のネクタイで両腕を縛り上げてしまった。
その動きは、死ぬ気になっていたとしても、今までにないほど俊敏で鮮やかだった。
ただ雲雀も、意外だったとはいえ、こんなにあっさりと自由を奪われる不覚はとらないはずだが……
「はぁっ、雲雀さん……!」
それを疑問に思う余裕もなく、死ぬ気を解いたツナは、動けない雲雀を見てはぁはぁと息を乱していた。
朝、トイレで自分を慰めた後はっきりと分かった。今自分が何を求めているかを。
一度認めてしまうと、もう止められなかった。
「すみません…こんなこと、いけないって分かってるんですけど……」
「………」
「でも、俺…もう、我慢できないんです…!お願いします…させて、ください……!」
何を、と問う暇もない。さしもの雲雀も、これ以上驚くようなことが起きるとは思わなかっただろう。
だが、ツナはそれをあっさり裏切って、なんと雲雀のベルトに手を掛け始めた。
「ちょっ、と…」
「っ……!」
切羽詰まったように、もつれそうになりながらベルトを外し前を寛げる。さらに下着を前へずらして、萎えている自身を取り出した。
「ぁ…雲雀さんの……!」
それは、過去散々抱かれた男達のモノに比べるとやはりまだ小さくて、色も綺麗だった。だが、自分の未熟なモノよりはずっと成熟していて……ツナはごくりと唾を飲み込んだ。
雲雀は何も言わない。眉を少し寄せて、ツナをじっと見つめている。
(軽蔑、してるよね…当たり前か…でも……)
ツナは、辛抱堪らないといった様子でそれを握ると、何の躊躇いもなくそれを口に含んだ。
何故か雲雀は抵抗しない。されるがままだ。
「っ……!」
「ん、んむっ…ふ、ぅ……!」
口内に含んだ瞬間ぴくりと反応した雲雀に勢いづいて、ツナは自身に愛撫をし始める。唇で上下に扱き、入り切らない根本や睾丸は両手で奉仕した。
全て、過去でジョット達に仕込まれたものだ。