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□Little wolf!
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甘い甘い夢の終わりは、唐突にやってきた。


深夜。真っ暗な部屋の中。

「……んっ…ぅ……!」

ベッドの上で、ツナは熱い吐息を吐いた。暗くて分からないが頬は上気し、瞳は涙で潤んでいる。

何故なら彼は、華奢な身体を丸めて、片方の手を下半身に伸ばして……そこにある幼い自身を握り、一心不乱に上下に扱いていたからだ。まだ未熟なそれは勃ち上がって先走りを溢れさせ、くちゅくちゅといやらしい音を立てている。

そして、

「ん、ぁぁ…ぁ、ふっ……!」

ツナは快感に蕩けた顔をして、切なそうに眉を寄せて、

「ジョッ…トぉ……!」

少し苦し気に呟かれた言葉が、静かな部屋に虚しく響いたのだった。


故障していた十年バズーカに当たり、過去の時代に飛ばされてどれくらいの時間が経ったのだろうか。

そこで初代ボンゴレボスのジョットに出会ったツナは、彼や初代の守護者達に、口では言えないことをされながら毎日を過ごしていた。一向に過去へ帰れる気配がなく、一生このままなのではないかと思っていたくらいだ。

それが数日前、何がどうなったのか、目が覚めると良く見知った自分の部屋にいて。どうやって帰ってきたのか、なぜ帰れたのかは分からない。

あっさり過ぎて、今までのことが夢だったのではないかと思ったくらいだ。

だが……


「ぁっ、ぁっ…ぁんんっ……!」

自身を抜くスピードが増して、だんだん声を抑えることができなくなっていく。


それまでの出来事が夢なんかではないことは、それからすぐに分かった。ふとした拍子に熱くなる身体。疼きだす自身や後ろの奥深く。

己の肌に触れていた熱い指や舌の感触が、まだはっきりと残っていたのだ。

さらに、

『ツナヨシ……』
「んっ…ふぅぅっ……!」

耳元で甘く囁くジョットの声が、いまだに頭の中に響いている。
ツナは堪らず、もう片方の手を後ろへ伸ばして、狭い蕾へと指を侵入させた。自身を抜くのに合わせて、後ろをぐちゅぐちゅと掻き回す。

散々ジョット達に抱かれたツナは、もはや自身への刺激だけでは満足できない身体になっていた。

「ぁっ、ぁぁっ…だめ、イく…ジョットぉっ……!」

やがて、幼い身体が小刻みに痙攣し始める。何かが急激にせり上がってくる感覚に、ツナはシーツを強く噛み締めた。

「んっ、んん―――っ!」

ぴゅく、ぴゅっと、小さな自身から白濁が勢い良く吐き出される。

「っ、ぁ……!」

緊張していた身体が弛緩して、ぐったりとベッドに沈み込んだ。

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