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□One prisoner
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再びそれをするりと撫でられて、明らかに先ほどとは違う、びりびりとした何かが走って、ツナは悲鳴を上げた。
小さなそれは、わずかに勃ち上がりスラックスの前を押し上げていたのだ。
「こっちも、きっと小さくて可愛いんだろうね?」
「やだっ…ぁっぁっ……!」
抵抗したくても、敏感な部分を責められればそれもできなくなってしまう。散々弄られた胸の突起はぷっくりとして、こりこりと捏ねられる度に甘い声が上がる。
一人の男が、我慢できないとばかりに片方の乳首に吸い付いた。
「んぁっ…!ぁっ、ふ……!」
ねっとりと舐め上げられ舌で転がされて、足ががくがくと震えだす。ツナは、もうまともに立っていられなかった。
「ぁっ、ゃめっ…ひぅぅ……!」
「びくびくしちゃって……こいつ、敏感すぎるだろ」
「なぁ、このまま胸だけでもイけるんじゃねぇ?」
一人の言葉に、周りの男達は興奮したように、さらにツナの上半身を弄り始めた。
「ひっ、やだ……んんんっ…!」
叫ぼうとした声は、背後の男の大きな手にふさがれ掻き消されてしまう。自身には触れられず、それ以外の敏感な部分を責められ続けた。
「んぅぅっ、んっ…んーっ!」
「ほら、もっと気持ち良くなろうね?」
「ふ、ぅぅっ……!」
耳元で囁かれ舌をねじ込まれて、ぞくぞくと背筋が震える。全身に刺激を与えられると同時に、どんどん自身が熱くなっていくのが分かった。
(ゃ…な、に…なん、か……)
少しずつ身体がふわふわと浮くような、自身から何かがせり上がってくるような感覚に捕われる。やがて、細い身体が小刻みに震え始めた。
「ふ、ぅぅっ…んっ、んんっ!」
「お、そろそろイきそう?」
「本当に乳首だけでイく気かよ…!」
男達の言葉の意味が分からない。突然の尿意に抵抗しようとしても、敏感な部分を責められれば力が抜けてしまう。
(も、だめ…で、ちゃ……!)
こんな所で粗相をしてしまうかもしれない恐怖に身体が強ばった。だが、
「ほら、イッちゃえよ…!」
「ひ、んぅぅぅぅっ!」
胸の突起を強く吸い上げられ、もう片方を押し潰された瞬間、身体の力が一気に抜けて何かが弾けた。
一瞬の浮遊感の後、じんわりと下着が濡れていく。だが、排尿した時とは違う感覚。
「うわ、マジでイきやがった……」
「ふ…ぅ、ぅっ……!」
心臓がばくばくとして、身体はまだふわふわした感覚が収まらない。信じられなさそうに呟かれた言葉も耳に入らず、ツナは口を塞がれたままふぅふぅと息をしていた。