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□Two rulers
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一方のジョットは、こちらはシャツの前をはだけただけのラフな格好で、そんなツナを責め立てている。
「ツナヨシ、俺は本気で心配したんだぞ。ツナヨシが攫われたり怪我をしたりしていなくて、本当に安心した」
「ぁっ、ぁぁっ…!んんーっ!」
「だがな……」
張り型をずるずると引き抜かれて、ぞくぞくとした感覚に身体がわなないく。淡々と話すジョットが恐ろしいのに、快楽には素直な身体に呆れる。
「俺は、俺のモノに手を出されるのが大嫌いなんだ」
「ひっ、ぁぁぁーっ!」
「俺以外の人間にその身体を触れさせたなんて、考えるだけでどうにかなりそうだ」
出口まで引き抜かれたのを一気に奥までねじ込まれて、肢体が大きく仰け反る。内壁を擦られ前立腺に叩きつけられて、縛られた自身がひくひくと震えた。
「ぁぁぁっ、イくっ…イかせ、てっ……!」
「まだ駄目だ。分かっているだろう?」
「ひ、ぃっ……!」
戒められていなければ、とっくの昔に達していただろう。
苦しくて、涙で潤んだ瞳で懇願しても、ジョットは許してくれない。その瞳や声音から、かなり怒っているのが分かった。
「それに……」
「ぁっ……!」
不意に、身体をひっくり返されうつ伏せの状態にされると、腰だけを高く上げさせられた。もう挿入れるつもりなのだろうかと、ツナは怯えと期待に張り型を締め付けてしまう。
「それに、ツナヨシは俺に嘘を吐いたな……?」
「っ、ぁ……!」
だが、いつまで経っても張り型が抜かれる気配はない。
そして背後から聞こえた、ゾッとするほど優しい声音。甘く、恋人に囁くかのように言われたのに、恐怖で身体が震えて仕方がない。
嫌な予感に後ろを振り返ろうとした瞬間、
「だから、今日はキツくお仕置きだ」
「……!」
パンッと乾いた音がして、臀部に衝撃が走った。
「ぁっ…!?」
何が起こったのか分からない。だが一瞬の間の後、衝撃の走った臀部がひりひりと痛み始める。
そこで、ようやく尻を叩かれたのだと気が付いた。
「ひ、ぁっ…ぁっ…!ぁぁぅっ…!」
だが、間髪入れずに二回、三回と強く叩かれて、ツナはその度に声を上げてしまう。逃げようとしても、手も足も拘束されて動けない。
さらに、それを咎めるように、またキツく叩かれた。
「ぁぁっ…!いたっ…いたいっ…ジョッ、ト……!」
「言っただろう?昨日よりも酷く仕置きすると」
「ひぃ、んっ…!」
小さな子どものように尻を叩かれる恥ずかしさや鋭い痛みに、ツナは訳が分からなくなってしまう。