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□Mischief
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そこでようやく、男はツナの身体をくすぐるのを止めた。
「悪い、ちょっと苛めすぎたか……ごめんなツナ」
「んむぅ……!」
慌てたように謝ると、向かい合うように座らされて抱き締められる。男の匂いに包まれ優しく頭を撫でられて、再び心臓が跳ね上がった。
「そんなに嫌だったか?」
「い、いや…じゃないけど…へん、なんだもん……」
間近で困ったように笑われて、ツナは頬を染めながらもごもごと口を動かす。
「ツナ…それは変なんじゃなくて、気持ち良いって言うんだよ」
「きもち、いぃ……?」
大きな瞳で見上げてくるツナにもう一度笑いかけ、男は再び胸の突起を軽く突いた。
「んぁっ…!」
途端に、びくっと反応する細い身体。
「気持ち良いだろ?」
「ぁっ、ぁっ…わかん、な…んんっ……!」
こりこりと両方の乳首を弄られて、ツナはされるがままになっていた。それが気持ち良いかどうかなんて、初めて経験する感覚なので分からない。
だが、小さな乳首は愛撫によってツンと立ち上がり、薄いTシャツの上から見ても分かるほどだった。
「んっ、んぅ……?」
やがて、そこをずっと弄られているうちに、ツナは自分の身体の変化に気付いた。胸だけではなく、何だか別の部分まで妙な感覚が生まれ始めたのだ。
じんじんするような、少しずつ熱をもつような、そんな感覚。
ツナは、無意識にもじもじと身体を揺らしていた。
「どうした?」
「んっ…やっぱり、へん……」
「おっぱいか?」
「ううん……」
尋ねられて、恥ずかしそうに下を向く。別の部分……あそこが変だなんて、言えるわけがなかった。
「ツナ、言わないと分かんないぞ?」
「っ、ぁぅっ…!」
促されるように強く胸を摘まれて、さらに下半身に痺れが走る。
ツナは知らない。男が、熱っぽい瞳でツナをじっと見つめていることを。僅かに、呼吸が荒くなっていることを。
「へん、だよ……」
「どこが?」
「お…ちんちんが、むずむず…じんじんする……」
耳まで真っ赤にして、小さな声でそう言うツナ。男の顔を見ることができなかった。
「そうか……なら、俺に見せてみろよ」
「ぇっ…?」
だが、男から返ってきた言葉は意外なもので。
「ちんちん、見せてみろって」
「や、やだ…はずかしいよっ…!」
「一緒に風呂に入ったこともあるんだから、恥ずかしくないだろ?それに、もし病気だったらどうするんだ」
「っ…や、だ…びょうき、やだ……」