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□In the abyss
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生徒の一人がそう言って、持っていた鞄の中身を床へぶちまけた。ごろごろと音を立てて転がったのは、派手な色をした複数の玩具。
その中で、男はキツいピンク色をしたバイブを手に取った。太くて、表面にびっしりと突起の付いたそれを。
「ほらダメツナ、今日はこれで解してやるよ。好きだろ?これ」
「っ、ゃ……!」
目の前にそれを近付けられて、ツナが怯えたような声を出す。生徒達と何回も行為を重ねるうちに、こういった道具も良く使われるようになった。
苦しいほどの快感を与えられるそれを、ツナは恐怖とも期待とも取れる瞳で、ただ見つめることしかできない。
左右にいた生徒が、ツナの両足を折り曲げて持ち上げる。すでに勃ち上がった自身やひくつく孔が丸見えになって、ツナは羞恥に嫌々と首を振った。
だが、複数の生徒に押さえ付けられていては、抵抗も意味がない。ツナの足元にしゃがんだ男が、バイブの切っ先を後孔に押し付けた。
「やだっ…ゃぁ……!」
「力抜いてないと、怪我するのはお前だぜ」
「っ、ぁ……!」
ぐちゅりとローションの濡れた音がして、バイブの先端がそこへめり込む。狭い入り口を抉じ開けられる感覚に、ツナは息を詰めた。
ぐ、ぐっ…と、少しずつ押し込まれていく無機質な物体。
「ぁっ、いた…いた、い……!」
「さすがにまだキツいんじゃねぇの?」
「仕方ねぇなぁ…こっちもやってやれよ」
薬でぼやけた意識の中、ツナが必死で呼吸をする周りで、生徒達が話す声とがちゃがちゃという物音が聞こえる。
やがて、どこからかヴーンという低い振動音がして、
「っ、ぁっ…!?ぁっ、ぁぁっ……!」
突然胸の先端から走った刺激に、ツナは意識を引き戻された。
「今はこっちに集中してろよ」
「沢田、乳首苛められるのも好きだもんなぁ?」
「ひぁぁっ…だめ、ぇっ……!」
隣にいた男が、小さな球体状のローターをツナの胸に押し付けている。細かい振動が、ツンと尖った胸の突起を激しく震わせた。
先端からびりびりと電流のようなものが走って、ツナはびくびくと身体を跳ねさせた。
「こっちも大好きだよな?」
「っ、だめっ……ひっ…ぁぁ―――っ!」
さらに別のローターを自身に押しあてられて、その上から手で握り込まれてしまう。自身に与えられる強い衝撃に、ツナは目を見開いて仰け反った。
じわじわとゆっくり押し寄せる快感から、一気に上り詰めるような快楽に襲われる。