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□鳥籠
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「……そうですか。それは困りましたねぇ」

もちろん、骸も綱吉がこの程度で情報を話すとは少しも思っていない。

「では、仕方がありません」

骸は綱吉の首元に押しあてていたナイフを離すと、何を思ったのか両手の手袋を外していく。

そして、カッターシャツの上から綱吉の上半身に触れた。

「……?」

てっきりナイフで指を切り落とされるか、目玉を抉られるかと思っていた綱吉は、行動の意図がつかめず眉をひそめる。

「…、何を……」
「貴方には、こちらの方が効果があると思いましたので」
「っ……!」

突然、もう片方の手が下半身へと伸ばされ、スラックスの上からそれを鷲掴まれて、綱吉は息を飲んだ。そのままやわやわと揉み込まれ、それまでの厳しい表情から焦った顔付きに変わる。

「っ、何す…!」
「クフフ……やはりこういうことをされるのは初めてですか?」
「っ、……!」

カッと頬に朱が走る。綱吉は激しい怒りと屈辱に、射殺さんばかりの目で骸を睨み上げた。

だが、骸はその反応に満足そうに笑い、綱吉のカッターシャツにも手を掛けると、いとも簡単に引き裂いてしまう。

「っ、な…!」
「おやおや……綺麗な肌ですねぇ。とても黒曜に恐れられている人物とは思えません」

現れた肌は、軍人とは思えないほど華奢で白く、まだ少年らしい瑞々しさを持っていた。

骸はその滑らかな肌を、素手で直に撫で回し始める。同時に、股間を強く揉みしだいた。

「っ、ぅ……!」

上半身に、股間に這わされる手が気持ち悪い。ぞわぞわと這い上がってくる嫌悪感に、綱吉は逃れるように身体を捩る。

だが、それを咎めるように、骸の長い指が胸の小さな突起を捕らえた。

「っ、んん……!」

その瞬間、ぴくりと跳ね上がり強ばる身体。骸の瞳がスッと細められる。

「おや、ここが感じるのですか?」
「っ、ちが…!」

まだ柔らかいそこを摘まれ、くりくりと弄られて、むず痒いような、妙な感覚が沸き起こる。感じたことのないそれに、綱吉は酷く戸惑った。

「っ、く…やめろ、このっ…変態が……!」
「心外ですね。では、その変態に感じている貴方は何なんです?」
「感じてなんか……、っ…!」

乳首をきゅうっと摘まれ、それだけで言葉が阻まれてしまう。同じように刺激される自身からも、言い様のない感覚が這い上がってくる。

「っ、は……!」
「ほら、感じてないで言って下さいよ……国王の居場所を」
「誰が…っ!」

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