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□A monologue
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靴を脱がせ抱き上げると、さっさと寝室へ向かうことにした。こっちも、そこまで煽られていつまでものんびりできる訳じゃない。

「ゃっ、ちょっ…せ、せめて、シャワーっ…!」

惚けてたツナが、向かった先がベッドルームだと分かった瞬間、はっとしたみたいに慌て始める。やることは決まってるのに、何を今さら……と思ったが、コイツはそういう奴だった。

「必要ねぇだろ。どうせすぐに汗かくし、汚れるんだから」
「よ、よごっ…!」
「シャワーするなら、そこでヤることになるけど」
「っっっ……!」

風呂場でヌルヌルにしてやるのも悪くはねぇが、床が痛いから少し疲れる。

それに、先にシャワーしちまったらツナの匂いが消える。石鹸の匂いも良いが、コイツの……微かに甘い体臭が気に入ってるし、そっちの方が興奮する。

それを伝えると、ツナは再びゆでダコみたいに真っ赤になった。そのうち湯気が出るんじゃねぇか?と思いつつベッドに転がす。

起き上がられる前に組み敷くと、華奢な身体に覆い被った。

「うわわわっ、わっまっ…!」
「………」
「ん、んっ…うひゃっ…!」

まだ無駄な抵抗をする身体を押さえて、今度は顔や首筋、様々な場所にキスを落としていく。くすぐったいのか気持ち良いのか、唇が触れる度に身体を跳ねさせ声を上げられると気分が良い。
そして、キスをしながら……制服の前をはだけていった。

「わぁぁっ、そんな急に…!」
「今さらちんたらしてても仕方ねぇだろ。ちょっと黙ってろ」
「ぎゃあっ!」

ネクタイを取って、シャツの前を大きく開ける。そのままベルトも引き抜いてスラックスを引き下ろせば、ツナは色気のない悲鳴を上げた(ちなみに、下着も色気がない)。

セックスじゃなくても、同性の身体なんかトイレや風呂で見慣れてるだろうに、何がそこまで恥ずかしいのか。

まぁ、

「ふ……確かに、これじゃ恥ずかしいかもな」
「っ、見ないで……!」

思わず鼻で笑えば、真っ赤な状態のツナがさらに泣きそうな顔になる。スラックスだけじゃなく、下着もずり下げてやると……現れた自身は、まだ一回も触れてないのに緩く勃ち上がって、少し濡れてた。

「キスだけで、こんなんになってんのかよ」
「やだ、やだっ…見ないでってば…うひゃっ!」

起き上がって隠そうとする前に、濡れそぼった自身を握り込む。それだけで、ツナは脱力し高い声を上げた。

「このまま下着付けてたら、すぐにぐちゃぐちゃになってただろ」
「で、でもっ…ひ、ぅんんっ…!」

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