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□Accomplice
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明らかに、操られていた。
誰に、なんて考える必要もない。それは、ツナの背後で笑みを浮かべる男しかいないのだから。

「ヌフフ……意識がなければ操れないと思っていましたか?残念ですが、沢田綱吉はもう完全に私のモノなのですよ」
「くっ……」

唇を噛み締めるも、再び振りかぶってくるツナの攻撃を避けるしかなかった。ツナの身体に、傷を付けることはできないのだ。

そして、何とか策を案じる暇もなく、

「っ……!」

ツナに気を取られている間に、デイモンの幻術による精神攻撃が襲い掛かってきて。

(っ、しまっ……!)

身体が金縛りにあったかのように動かなくなり、その隙に接近していたツナによって押し倒されてしまった。腰の辺りに乗っかられて、完全に身動きが取れなくなる。

「く、そっ……目を覚ましなさいっ、沢田綱吉…!」
「無駄ですよ……私が術を解かない限り、この子には何を言っても」
「ぁ……」

無感情な瞳で骸を見下ろすツナに、近付いてきたデイモンが褒めるかのように顎をくすぐり掬い上げる。
それだけに反応し微かに声を漏らすツナに、骸は悔しそうに表情を歪めた。

このままでは、自分の身体を乗っ取られ完全にツナを奪われてしまう。

「ヌフフ……心配しなくても、大切な器に傷など付けませんよ」

その言葉に、ツナは持っていた鎌を側に投げ捨てた。だが、骸の上から退く気配はない。

「……ですが、このまますぐに身体を奪うのも面白くありませんね」

デイモンが、ツナに動きを封じられ全く抵抗できない骸を愉快げに見下ろす。

そして、

「ああ……ならば、最後に良い想いをさせてあげましょうか。私に身体を差し出すお礼に」
「くっ…何を……」

その瞳がさらに残虐に細められて、骸は焦ったように身体をよじった。両腕と両足を見えない何かで絡め取られている状態では、それも無駄なのだが。

「綱吉―――」
「ん……」

ツナを強引に引き寄せて、デイモンはその耳元に唇を寄せる。そして、まるで愛を囁くかのように、

「六道骸の身体を……満足させてあげなさい」
「っ、な……」

信じられない言葉に、骸は目を見開いて驚愕する。だが、デイモンの瞳は本気だ。

そして、

「っ……!」

デイモンの命令に、ツナは忠実に動き出した。骸の下半身に手を伸ばすと、前を寛げ始めたのだ。

何をしようとしているかなど、すぐに分かる。先ほど、同じことをされたのだから。

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