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□Accomplice
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「―――くっ…!」
「っ、っ……!」

息を詰めると、骸は最奥に熱を吐き出した。同時に相手も達したようで、組み敷いた身体がびくびくと跳ね上がり、ナカもこれ以上ないほど締め付けられる。

「っ……!」

そして眩むような快感を味わい、白濁を残らず吐き出した後……骸ははっと我に返った。

「沢田、綱吉……!」

焦ったように見下ろせば、組み敷いた華奢な少年……ツナが、瞳を閉じてぐったりとしていて。どうやら、気を失ってしまったらしい。

「沢田綱吉っ……っ、沢田…!しっかりしなさい!」
「ぅ……」

頬を軽く叩き身体を揺すっても、ツナは吐息を漏らすだけで目覚めなかった。その頬は涙で濡れて、身体は上気したまままだ小刻みに震えている。

そんな痛ましい姿を見て、骸は自分の愚かさに舌打ちをした。

「くそっ……!」

(僕は、一体何をしているんだ……!)


ボンゴレ十代目の継承式の場で、シモンファミリーに襲撃されさらわれてしまったツナ。守護者達はその救出に向かったのだが、骸はクロームを通じて別行動でツナを探していた。

そしてようやくツナの居場所が分かり、一人で乗り込んだのだが……そこで身体を操られたツナに自由を奪われて、信じられないことに淫らな行為を強制させられたのだ。

だが、

『ぁぁっ…む、くろっ…なん、で……!』

ツナの艶やかな表情に、声に、身体に……気が付けば、堪らなくなって自ら彼のナカに自身を突き立てていた。強制的にではなく、自分の意志で。

そのせいで身体に負担がかかかり、ツナは絶頂と同時に気絶してしまったのだ。今までのこともあって、身も心も限界だったのだろう。

もちろん骸に会えて安心し、緊張の糸が切れてしまったのもあるのだが。

(それなのに僕は……)

自分の欲望に負けて、ツナを本能のままに抱いてしまった。これでは、敵がツナにやっていたことと同じではないか。

(……、とにかく)

自己嫌悪しながらも、骸はここから出ることを考えた。ようやくツナを取り戻すことができたのだ。彼を安全な場所へ、守護者達の元へ連れて行かなければならない。

だが、敵がそう簡単に逃がしてくれる訳がないだろう。

「………」

ツナの衣服を素早く整え、骸はその身体を横抱きにすると、建物の隅に静かに横たえた。そして背後を庇うようにして前へ出て、誰もいない空間を睨み付ける。

「……いい加減に出てきたらいかがです?近くにいることは分かっているのですよ」

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